ダイキアクシスが大幅反発、１２月１９日付で東証１部指定を好感、記念配と株主優待も実施

　ダイキアクシス<4245.T>が大幅反発し年初来高値を更新。２日の取引終了後、東京証券取引所の承認を得て、１２月１９日付で東証２部銘柄から東証１部銘柄に指定されることになったと発表しており、これを好感した買いが入っている。同社は浄化槽などの環境機器関連事業と住宅関連商材など住宅機器関連事業を２本柱に事業を展開。１４年１２月期連結業績は売上高３１９億円（前期比３．７％増）、経常利益９億円（同３０．７％増）を見込む。
　また、東証１部指定を記念して、従来１１円を予定していた期末配当に記念配当３円を実施し、年間配当を２５円（前期３３円、ただし１４年５月１日付で１対２株の株式分割を実施）にするほか、１２月３１日時点の株主に対して１０００円相当のクオカードを贈呈する株主優待を実施するとあわせて発表しており、これも好材料視されている。
　なお、東証１部指定に伴い、立会外分売を実施する。１０万株を１２月１７日から１８日に実施し、分売値段は分売実施日前日の終値もしくは最終気配値を基準として決定する予定。買付申込数量の限度は顧客１人につき１０００株（売買単位１００株）。東証１部銘柄しての形式要件を充足するため、株式の分布状況の改善と流動性の向上を図ることを目的としている。

ダイキアクシスの株価は９時３４分現在１３３５円（△１１０円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）