円安・原油相場急落で「二重の追い風」を受ける高配当割安銘柄に注目
■今回の注目銘柄■
・オーナミ(9317)
倉庫・港湾荷役業から「陸運、海運、梱包、通関」など幅広く展開する海陸一貫輸送体制を構築。円安効果でファンダメンタルズ良好な日立造船系の物流会社である同社。
10月31日に発表した中間決算では、過当競争による厳しい受注環境のなか「自社船購入や新倉庫の竣工」など攻めの経営を加速した他、震災復興需要の取り込みも順調と、四半期純利益は前年同四半期比に比べ「72.5%の増益」と業績は良好。
また、日立造船(7004)・安藤・間(1719)・神戸製鋼所(5406)の3社で構成する共同企業体が福島環境再生事務所から、福島県浪江町の廃棄物減容化処理業務を「458億円」で受注したと9月17日に発表。
企業体が仮置場に保管されている「廃棄物を仮設焼却施設まで運搬」する必要性から、鉄鋼類取り扱いに定評があり震災地域での実績がある同社には、ビジネスチャンス拡大から「今期業績の更なる上振れ」の可能性も高いといえよう。
現在の株価は、海事・陸運を主力とする同社にとって追い風となる「原油相場急落」により値を上げ、日足の一目均衡表にて雲(抵抗帯)上抜け目前のタイミングと迫っており、抜けてくればここから「更なる一段高」が見込まれるだろう。
時価水準はPER11倍、PBR1倍割れと割安銘柄であるだけで無く、15年3月期も7円50銭配当継続の見通しで、期末一括配当の利回り2.6%と3月に向けての「配当取り相場でも有望」な点から、中長期目線で注目しても面白そうだ。 今後の動向に注目したい。
本村
※12/2 14:00 画像追加
・オーナミ(9317)
倉庫・港湾荷役業から「陸運、海運、梱包、通関」など幅広く展開する海陸一貫輸送体制を構築。円安効果でファンダメンタルズ良好な日立造船系の物流会社である同社。
10月31日に発表した中間決算では、過当競争による厳しい受注環境のなか「自社船購入や新倉庫の竣工」など攻めの経営を加速した他、震災復興需要の取り込みも順調と、四半期純利益は前年同四半期比に比べ「72.5%の増益」と業績は良好。
また、日立造船(7004)・安藤・間(1719)・神戸製鋼所(5406)の3社で構成する共同企業体が福島環境再生事務所から、福島県浪江町の廃棄物減容化処理業務を「458億円」で受注したと9月17日に発表。
企業体が仮置場に保管されている「廃棄物を仮設焼却施設まで運搬」する必要性から、鉄鋼類取り扱いに定評があり震災地域での実績がある同社には、ビジネスチャンス拡大から「今期業績の更なる上振れ」の可能性も高いといえよう。
現在の株価は、海事・陸運を主力とする同社にとって追い風となる「原油相場急落」により値を上げ、日足の一目均衡表にて雲(抵抗帯)上抜け目前のタイミングと迫っており、抜けてくればここから「更なる一段高」が見込まれるだろう。
時価水準はPER11倍、PBR1倍割れと割安銘柄であるだけで無く、15年3月期も7円50銭配当継続の見通しで、期末一括配当の利回り2.6%と3月に向けての「配当取り相場でも有望」な点から、中長期目線で注目しても面白そうだ。 今後の動向に注目したい。
本村
※12/2 14:00 画像追加