注目2銘柄(2024.12.27)

著者:藤根 靖晃
投稿:2024/12/27 21:39

チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップしています。

スマートドライブ <5137> 【1→1】

「力強い収益モメンタムを見込むなか、株価は割安と判断」

 投資評価「1(Buy)」を継続する。24/9期決算並びに会社側の業績ガイダンス等を受け、TIW業績予想を更新。力強い収益モメンタムが見込まれるなか、株価指標面において割安感があるものと判断する。目標株価は前回同等の2,360円。TIWでは25/9期連結業績を、売上高3,181百万円(前期比46%増)、営業利益333百万円(同90%増)と予想する。契約社数を2,388社(同36%増)と想定。FO事業では、「SmartDrive Fleet」を核とした拡販が見込めよう。AO事業は、既存の車両管理OEMサービスが拡大、ソニーとの連携によるDXソリューションの提供も上乗せ要因になるとみられる。

予想ROE:41.6% PBR:15.0倍、来期予想PER:20.4倍、来期予想EPS成長率:38%株価(12/27 終値):1,800円 Fモデルによる理論株価:1020円(12月26日by岩元泰晶)

フージャースホールディングス <3284> 【2+→2+】

「見た目の進捗率は低いが、25/3期業績は順調に進展している」

 25/3期2Q累計(4-9月)業績は、売上高255.7億円(前年同期比11.1%減)、経常利益4.1億円(同72.5%減)。分譲マンション、シニアマンションの竣工が極端に4Q(1-3月)偏重のうえ、収益不動産の売却も4Q偏重の計画なことから低水準の利益にとどまった。分譲マンションの販売が一部遅れており、引渡戸数は通期計画1,157戸を数十戸下回りそうだが、粗利益率が想定より強含みなことでカバーし、通期経常利益計画80億円(前期比5.3%増)は達成できるだろう。中計最終期の26/3期の利益目標の経常利益100億円、純利益65億円の達成は可能との見方に変わりない。

予想ROE:10.6% PBR:1.0倍、来期予想PER:5.8倍、来期予想EPS成長率:28%株価(12/27 終値):1,041円 Fモデルによる理論株価:1262円(12月27日by堀部吉胤)

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)
〔 http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw 〕
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。

このページのコンテンツは、TIWの協力により、転載いたしております。
配信元: みんかぶ株式コラム

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