レーサムが反発、強気の中期計画達成を視野に押し目買い観測

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/11/28 14:49
 レーサム<8890.T>が4日ぶり反発。同社は不動産流動化ビジネスを手掛け、長期金利が1年8カ月ぶりの低水準となるなか、その恩恵が及ぶとの見方が押し目買いを誘っている。収益性の低い物件や手間のかかる不良債権絡みの物件などを仕入れ、これを高付加価値化したうえで富裕層向けに投資用物件として販売するのが同社のビジネスモデルだ。首都圏では2020年の東京五輪を控え不動産市況の先高期待が根強く、環境は追い風が強い。また、来年1月から相続税率が現行の50%から5%引き上げられることから、収益物件に相続税対策としての特需が発生しており、足もとの業績は好調に推移している。同社は現在進行中の中期計画策定でも前向きな目標を掲げており、最終年度の15年度(16年3月期)に営業利益79億円(前14年3月期実績は34億3200万円)を目指す。ハードルは高いようにもみえるが、「既に今上期段階で16年3月期の資産運用事業の売り上げ計画の6割を超える242億円分の販売可能物件の仕入れを完了している」(業界アナリスト)ことから達成は十分に可能とみられている。

レーサムの株価は14時40分現在1260円(△35円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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