<動意株・11日>(大引け)=千代化、西日本シ銀、フィックスなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/11/11 15:10
 千代田化工建設<6366.T>=後場一段高。前引け後に発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算は、売上高2071億7000万円(前年同期比3.7%増)、営業利益98億2000万円(同11.5%減)、純利益58億9600万円(同20.4%減)と2ケタ減益に終わったが、7~9月期の営業利益は同36.6%増と大幅増益となっており、これを好感する買いが入っている。豪州のLNGプラントや国内のLNG受け入れ基地などLNG関連の工事が順調に進捗し売上高が増加。第1四半期は利益貢献の端境期に当たっていたが、第2四半期には利益貢献も始まり、7~9月期の大幅増益につながった。

 西日本シティ銀行<8327.T>=大幅高。同社は10日、15年3月期連結業績予想の修正を発表、最終利益は従来予想の200億円から220億円(前期比8.4%減)に増額したほか、自己株式を除く発行済み株式数の2.13%相当の1700万株の自社株取得枠の設定(取得期間は11日~15年3月24日)を発表したことでこれを好感する買いを集めている。同社は福岡県の地銀2行が経営統合して誕生しており、総資産は地銀セクターでも上位にあり、ここにきて業界再編機運が一段と高まる中で、株式需給面での思惑も買いを後押ししている。

 フィックスターズ<3687.T>=急伸。同社は10日の取引終了後、連結本決算を発表。15年9月期は売上高33億3300万円(前期比13.5%増)、営業利益4億6000万円(同1.7%増)、純利益2億7700万円(同1.2%増)と小幅増益にとどまることから、朝方はこれを嫌気した売りも見られたが、今期は「ビッグデータ時代を見据えた次期戦略事業の大容量高速ストレージ事業の販売初年度となり、今後の収益の柱となることを目指して、事業拡大にむけた積極的な研究開発投資と販売促進を強力に推進する」とコメントしていることから、来期以降、事業拡大が加速するとの期待感が強まっているようだ。

 島津製作所<7701.T>=大幅高。同社が10日発表した14年4~9月期決算は、連結売上高が前年同期比2.5%増の1416億4800万円、営業利益は同27.4%増の100億4600万円と高変化を示し、これを好感する買いが流入した。主力の計測機器が欧米の製薬業界向け中心に好調で業績に寄与した。また、15年3月期は創業140年にあたり、3円の記念配当を実施、年間13円配当と前期比4円増配となることも評価材料。さらに、同社は国立長寿医療研究センターと共同で、アルツハイマー病の発症前検査として有効な血液バイオマーカーを発見したと発表したことも物色人気を増幅させている。

 シチズンホールディングス<7762.T>=急伸。前日取引終了後に、15年3月期の業績予想を修正。連結業績について、前回の売上高3270億円を3230億円(前期比4.2%増)へ小幅に引き下げたが、経常利益270億円を290億円(同14.6%増)に引き上げるなど利益予想を増額した。為替が円安で推移したことにより、第2四半期が計画を上回り、通期計画を見直した。第3四半期以降の為替レートは1ドル=105円、1ユーロ=135円を前提にしている。なお、第2四半期累計(4~9月)は、売上高1559億6500万円(前年同期比6.3%増)、経常利益138億6700万円(同32.6%増)だった。


 アクロディア<3823.T>=ストップ高。同社は10日に、ファンクス(福岡市)と共同で幼児・子供向け知育アプリ「デジタルコペル」をGoogle Playを通じて全世界に向けて配信を開始したと発表。これが材料視されているようだ。デジタルコペルは、幼児教室を展開するコペル(福岡市)が完全監修した知育アプリ。App StoreやAmazonアプリストアでも近日中に配信する予定だという。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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