ＦＦＲＩ、セキュアヴェイルなどカイ気配スタート、「サイバーセキュリテイ基本法」成立で

　ＦＦＲＩ<3692.T>、セキュアヴェイル<3042.T>、ネットワークバリューコンポネンツ<3394.T>などサイバーセキュリティー関連株が軒並みカイ気配スタートとなっている。国や地方自治体にサイバー攻撃への安全対策を講じる責任を課す「サイバーセキュリティ基本法」が６日の衆院本会議で可決、成立したことで、これが改めて株価を刺激している。最近は政府機関へのサイバー攻撃や不正アクセスの動きが目立っており、２０２０年の大イベントである東京五輪開催も控え、サイバーセキュリティー強化は必須の課題となっている。攻撃のほとんどは海外からで、日本にとって安全保障上の脅威となっていることもあって、今臨時国会での同法案の早期成立は濃厚とみられていた。そのなか、ＦＦＲＩは一般的なパターンマッチングでは検知が難しくなっていた未知のウイルスに対し、不正プログラム独自の構造や動きを検知するヒューリスティック検知技術を駆使して防御機能を高めた製品を提供し、その成長性に期待が高まっている。セキュアヴェイルは官公庁からのサイバー攻撃対策関連受注実績が豊富で関連株として有力視されている。また、ＮＶＣはネットワーク監視システムに想定以上の需要があり、今１２月期は増額修正の可能性が高い。

ＦＦＲＩの株価は９時３分現在１万１８３０円（△６００円）カイ気配
セキュアヴェイルの株価は９時３分現在６４２円（△２０円）カイ気配
ＮＶＣの株価は９時３分現在４５９５円（△１４０円）カイ気配


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）