<ここに注目!>
先週は株価の動きは少なく横ばいですが、出来高が直近に比べて大きく増加しており、
日柄調整が完了したと見ます。底値圏を固めてきたのでここから上昇開始。
<会社概要>
高炉4位で、ステンレスに強み。日新製鋼と日本金属工業が統合。持分に欧州アセリノックス
<ファンダメンタル分析> ☆☆☆☆ (5点満点中)
8月7日に発表された決算では、経常利益がコンセンサスに対して大きく下回る結果となったため、それを嫌気した売りが出ているようです。
通期の会社予想もコンセンサスに比べて2割ほど低くなっています。
進捗率はまだ少ないですが、それにあわせて会社の通期予想も低く設定しなおしています。
業績発表後に株価は大きく下げていますが、発表前にくらべて30%以上下落しており、ほぼこの内容も織り込んだと見ています。
<テクニカル分析> ☆☆☆☆☆ (5点満点中)
・Yahoo! ファイナンスのチャートでも確認できる移動平均25日と現在の株価が-7.5%と大きく離れています。
大きく離れたところでは「売られすぎ」による反発の買いが入りやすいタイミングとなります。
・直近2週間は値動きが少なく少しずつ下がっているが、9/11~9/13までの間に直近3ヶ月で最も大きい出来高を伴っての陽線が出ていることから売り圧力を上回る「買い」が入っているということになります。
下髭が出始めているというのは、安値圏では買いが優勢になっているということであり、徐々に売り圧力よりも買い圧力が強くなってきているということを示しています。
2週間近く株価が動かずに出来高をこなしており、目先は売りを吸収した買いの勢いが増えていっているといえます。
・独自のテクニカル指標によるPTBバンドで「売られ過ぎ、底値圏」にいます。
過去の統計上、この底値圏に達するとほぼ下げ止まり、徐々に買いが増えて株価は上昇していきます。
<まとめ>
8/1からの下げは大きいですが、株価もすでに底値圏に達しているため、目先はリバウンドが狙える位置にある。
出来高が急激に増えている中で株価はあまり動いていないので、底固めもほぼ完了している。