北陸電工の上昇トレンド継続、超割安・高ROEで注目度高い

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/08/25 14:45
 北陸電気工事<1930.T>が上昇トレンド継続、7月末の年初来高値568円払拭を指呼の間にとらえている。震災復興需要に加え北陸新幹線の金沢開業に向けた駅周辺設備の工事需要を取り込み収益は好調に拡大。北陸電力向け売上高が約4割を占め北陸三県を地盤に展開するが、直近は北陸電への依存比率を低め、全国展開に向けた布石に余念がない。15年3月期は低採算の大型案件が一巡するほか、空調管工事が好調に推移。また、PFI(民間資金を活用した社会資本整備)を強化しピーク利益更新基調をキープする見通し。人件費上昇や資材費高騰が足かせとなっているが、これも工事管理の徹底や価格転嫁で影響は限定的なものにとどまりそうだ。独立独歩の上値追いで値段に関係なく買い集められているフシがあるが、同社は指標面の割安さがとりわけ際立っていることから上値追いに過熱感が伴わない強みを持つ。時価PERは6倍、PBRは0.6倍台に過ぎず、一方で、ROEが11%台と2ケタに乗せており「隠れ優良株として機関投資家の目にとまっている」(市場関係者)という指摘もある。

北陸電工の株価は14時43分現在552円(△10円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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