21日の株式相場見通し
21日の東京株式市場は、目先上値の重さが意識され、調整を入れる可能性が高そうだ。今はマーケットが弱気優勢に傾く要素には乏しいが、外部の好条件に反応しにくくなっており、いったん仕切り直すタイミングとみられる。
20日の東京市場は日経平均が8日続伸したとはいえ、上げ幅はわずか4円高にとどまり、東証1部の騰落レシオも101%台に水準を下げるなど、過熱警戒域にはまだ距離がある。
ただ、前日の欧米株が軒並み高で、足もとの為替も1ドル=103円台に入るなど大きく円安方向に傾いたにもかかわらず、自動車など輸出主力株への物色資金流入はみられなかった。今週は海外の重要指標発表や、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を控え、機関投資家は様子見を決め込んでいるようにも見える。売りニーズも弱く、下げても調整は小幅にとどまりそうだ。
20日の東京市場は日経平均が8日続伸したとはいえ、上げ幅はわずか4円高にとどまり、東証1部の騰落レシオも101%台に水準を下げるなど、過熱警戒域にはまだ距離がある。
ただ、前日の欧米株が軒並み高で、足もとの為替も1ドル=103円台に入るなど大きく円安方向に傾いたにもかかわらず、自動車など輸出主力株への物色資金流入はみられなかった。今週は海外の重要指標発表や、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を控え、機関投資家は様子見を決め込んでいるようにも見える。売りニーズも弱く、下げても調整は小幅にとどまりそうだ。