再生エネ発電に3000億円 オリックス5年で能力2倍 再生エネ関連の究極のホワイト企業?をご紹介

著者:藤本誠之
投稿:2014/08/14 08:59

日経新聞半歩先読み

再生エネ発電に3000億円 オリックス5年で能力2倍 日本経済新 1面

オリックスは太陽光など再生可能エネルギーの発電所新設に今後5年間で3000億円を投資するとの記事です。太陽光など発電所を拡大、国内最大手の再生エネ発電事業者になるようです。このように、再生エネルギーに大きな投資をする企業は、オリックス以外にも、増加してきそうです。
 しかしながら、投資には多額の資金がかかり、すぐに大きな収益を生む訳ではないので、発電業者そのものは、株式市場では、中・長期では評価される可能性はありますが、短期的には評価され難そうです。
 株式市場で短期的に好影響がありそうなのは、再生エネ発電所新設に絡む中・小型の銘柄の可能性が高いです。
 今回ご紹介するのは、岐阜の電設資材メーカーの未来工業です。残業・営業ノルマが禁止で、年間の休日は有給休暇以外に140日もあり、年間労働時間は1,640時間だけです。全員が正社員、定年は70歳で、60歳を過ぎても給料は下がりません。しかも、現場主義で「報告、連絡、相談(ホウレンソウ)」も禁止されています。まさに究極のホワイト企業と言えそうです。
 1965年の創業以来赤字なしで、経常利益率も常に10%以上の高収益企業です。
 高収益の秘密は、独自商品の開発力です。商品点数は2万点と多く、様々なニッチな分野で、独自製品を開発、高利益率を確保しています。
 最近では、太陽光発電向けの新規商材が好調です。再生エネ発電の拡大という風が吹くと、儲かる桶屋銘柄でしょう。

(7931) 未来工業 (名証2部)  1,550円 前日比  0 (0.00%) [売買単位:100株]

(8591) オリックス (東証1部)  1,589.5円 前日比  +39.0 (+2.51%) [売買単位:100株]

今日も皆様に相場の福が授かりますように!!

※本サイトで紹介する意見や予測は、筆者個人のものであり、所属する証券会社の意見や予測を表わすものではありません。また、紹介する個別銘柄の売買を勧誘・推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。
藤本誠之
財産ネット 企業調査部長
配信元: 達人の予想

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