フローズン飲料が猛暑で人気、アルコール飲料も「冷」を極める

著者:冨田康夫
投稿:2014/08/07 19:35

熱暑の夏、新商品に注目

 想定以上に暑い夏となるなかで、「冷」を極めた飲料の販売が好調だ。近年、大手カフェチェーンでは、飲料を凍らせて飲むフローズンメニューが人気を集めているが、これがアルコール飲料にも波及し注目されている。

 スターバックス コーヒー ジャパン<2712>は「コーヒー フラペチーノ」など数多くのフローズンメニューを投入。ドトール・日レスホールディングス<3087>が展開するドトールコーヒーでも「フローズンマンゴー」が今夏は人気を集めている。

 このフローズン人気がアルコール飲料にも波及している。その代表格は、キリンホールディングス<2503>が販売する「一番搾りフローズン<生>」。通常の一番搾り生ビールのうえに、シャーベット状に凍らせたマイナス5度の泡をソフトクリーム状に盛り付けるもの。コンビニや野球場では「氷結アイススムージー」も人気を集めている。

 またフローズンというカテゴリーにはならないが、アサヒグループホールディングス<2502>もスーパードライを専用サーバーでマイナス2度にまで冷やして飲む、「エクストラコールドBAR」を多店舗化している。

 サッポロホールディングス<2501>は、飲食店向けに「カクテルズモヒート」を投入。店側はこれを氷と炭酸をミキサーにかけるだけで簡単にフローズンモヒートを作ることができる。

◆フローズン関連銘柄

 銘柄<コード>       コメント

サッポロHD<2501>   「カクテルズモヒート」利用のフローズンカクテルが人気
アサヒ<2502>      専用サーバーでマイナス2度にまで冷やして飲む、「エクストラコールドBAR」を展開
キリンHD<2503>    一番搾りフローズンを展開
スターバックス<2712>  数多くのフローズンメニューを投入
ドトル日レス<3087>   「フローズンマンゴー」が今夏は人気
冨田康夫
株経ONLINE:編集長
配信元: 達人の予想