心配しろ、注意しろ、用意しろ
ドル円の低ボラティリティが継続している。日テレで金曜日午後9時から「ジブリ作品」を放映される際に、市場は荒れると言う「ジブリの法則」も、忘れ去られているような状況だ。今月は7月5日を皮切りに3週連続でジブリ作品が放映される。7月4日(金)は「もののけ姫」、7月11日(金)が「となりのトトロ」、そして本日、7月18日(金)が「借りぐらしのアリエッティ」。
通常、第1金曜日だと放映中に雇用統計が発表されることが、「ジブリの法則(市場が荒れる)」の背景と言われるが、7月4日が米独立記念日で米国が休場で3日(木)に雇用統計が発表されてたこともあり、強気の雇用統計を受けて、200日移動平均線突破で上昇トレンド発生の期待も一部であったが、肩透かしとなった。
11日の「トトロ」放映時には200日移動平均線を割り込み、いよいよ下げ加速か?との売り方の期待も高まったが、101円の心理的節目で下支えられた。結局は動かない相場が続いている。
さて、足もとのドル円だが、再び200日移動平均線を割り込んでいる。昨晩はマレーシア航空機撃墜に伴う地政学リスクの高まりから株安・ドル安となっている。奇しくも一目均衡表では、来週から雲の厚みが極端に薄くなる時間帯に突入する。テクニカル的な支持線としても抵抗線としても雲の信頼性が落ちる時間帯だ。さらに、月末にかけて、変化が起こりやすいと言われる雲のねじれが4回も相次ぐ。
23日には土星が順行開始、天王星が逆行開始、27日が新月でイスラム圏のラマダンが終了する。8月1~4日はメリマンの重要変化日だ。日本は明日から3連休入りと、警戒すべきファクターは揃いつつある。
2月4日安値~5月21日安値の支持帯を割り込んだ場合、テクニカル的な売り圧力が高まりやすい点には要注意。
ドルとの逆相関の値動きをとるNY金は、200日移動平均線の下値支持を確認してから急反発となっている。14歳の小人の少女・アリエッティは、人間に見られてはいけないという掟の下、古い屋敷の床下で人間の生活品を「借り」ながら密かに暮らしていたが、ウクライナ東部では身元不明の軍事組織が暗躍しており、中東ではイラク問題に加えて、イスラエル・ハマスの対立も混迷を深めている状況下、地政学リスクは高まりを見せても、収束に向かう可能性は低い。金が買われる時代が戻りつつある。連休明けに市場の光景が一変すると言うリスクにも注意しておきたい。
仮に、今回もレンジ放れに繋がる動きとならず、市場が変動のきっかけを予想している8月末のジャクソンホール会合でもトレンド発生がなければ、市場参加者の心理は、ますます「どうせ動かない」「オオカミ少年の声には耳を貸さない」と言うモノとなるだろう。しかし、このような市場心理が高まりを見せてくれば来るほど、次なる放れは大きくなる。
「冒険投資家」ことジム・ロジャーズは「米国の債務もリーマン危機時よりもはるかに高位にあり、リーマン危機より悪い状態に置かれよう。次の経済危機は、はるかに悲惨なものになる。」
「債権の帝王」ことビル・グロスは「10月末のQE終了は7月のリスク資産市場に波乱を起こすかもしれない 。」
「終末博士」の異名を持つマーク・ファーバーは「今の状況は1987年に似ていて、一本調子で上げている。調整は起こらず、重大な暴落が起こるだろう。 」とそれぞれ警告を出している。
災害は忘れた頃にやって来る。
ジム・ロジャーズ曰く「心配しろ、注意しろ、用意しろ!!」
通常、第1金曜日だと放映中に雇用統計が発表されることが、「ジブリの法則(市場が荒れる)」の背景と言われるが、7月4日が米独立記念日で米国が休場で3日(木)に雇用統計が発表されてたこともあり、強気の雇用統計を受けて、200日移動平均線突破で上昇トレンド発生の期待も一部であったが、肩透かしとなった。
11日の「トトロ」放映時には200日移動平均線を割り込み、いよいよ下げ加速か?との売り方の期待も高まったが、101円の心理的節目で下支えられた。結局は動かない相場が続いている。
さて、足もとのドル円だが、再び200日移動平均線を割り込んでいる。昨晩はマレーシア航空機撃墜に伴う地政学リスクの高まりから株安・ドル安となっている。奇しくも一目均衡表では、来週から雲の厚みが極端に薄くなる時間帯に突入する。テクニカル的な支持線としても抵抗線としても雲の信頼性が落ちる時間帯だ。さらに、月末にかけて、変化が起こりやすいと言われる雲のねじれが4回も相次ぐ。
23日には土星が順行開始、天王星が逆行開始、27日が新月でイスラム圏のラマダンが終了する。8月1~4日はメリマンの重要変化日だ。日本は明日から3連休入りと、警戒すべきファクターは揃いつつある。
2月4日安値~5月21日安値の支持帯を割り込んだ場合、テクニカル的な売り圧力が高まりやすい点には要注意。
ドルとの逆相関の値動きをとるNY金は、200日移動平均線の下値支持を確認してから急反発となっている。14歳の小人の少女・アリエッティは、人間に見られてはいけないという掟の下、古い屋敷の床下で人間の生活品を「借り」ながら密かに暮らしていたが、ウクライナ東部では身元不明の軍事組織が暗躍しており、中東ではイラク問題に加えて、イスラエル・ハマスの対立も混迷を深めている状況下、地政学リスクは高まりを見せても、収束に向かう可能性は低い。金が買われる時代が戻りつつある。連休明けに市場の光景が一変すると言うリスクにも注意しておきたい。
仮に、今回もレンジ放れに繋がる動きとならず、市場が変動のきっかけを予想している8月末のジャクソンホール会合でもトレンド発生がなければ、市場参加者の心理は、ますます「どうせ動かない」「オオカミ少年の声には耳を貸さない」と言うモノとなるだろう。しかし、このような市場心理が高まりを見せてくれば来るほど、次なる放れは大きくなる。
「冒険投資家」ことジム・ロジャーズは「米国の債務もリーマン危機時よりもはるかに高位にあり、リーマン危機より悪い状態に置かれよう。次の経済危機は、はるかに悲惨なものになる。」
「債権の帝王」ことビル・グロスは「10月末のQE終了は7月のリスク資産市場に波乱を起こすかもしれない 。」
「終末博士」の異名を持つマーク・ファーバーは「今の状況は1987年に似ていて、一本調子で上げている。調整は起こらず、重大な暴落が起こるだろう。 」とそれぞれ警告を出している。
災害は忘れた頃にやって来る。
ジム・ロジャーズ曰く「心配しろ、注意しろ、用意しろ!!」