菱化工機が急騰、水素関連として思惑高に拍車

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/06/26 10:36
 三菱化工機<6331.T>が急騰、東証1部値上がり率トップに買われている。三菱グループのエネルギープラント大手として、ここ継続的な買いが観測されていたが、一気に人気が加速した格好だ。きょうはトヨタが燃料電池車を700万円程度の価格で今年度内に市販する発表したのを受け、水素ステーションの普及が加速するとの思惑が関連株を刺激している。同社は長年培ってきた水素製造技術をベースに水蒸気改質型水素製造装置などを手掛け、水素ステーションのエンジニアリングで強みを持っている。ここ特定筋の介在思惑なども背景に動意含みにあったが、関連最右翼株として短期資金の追随買いを誘った。三菱系で石油などのエネルギープラントや化学プラントを手掛けており、官民挙げての石炭火力発電の海外インフラ輸出では、優位性を発揮するとみられる三菱グループの有力企業として同社への注目度は高い。業績も15年3月期は事業構造改革によるコスト改善や海外プラントの採算改善が寄与して赤字から脱却し、5円復配が見込まれるなど買い材料に事欠かない。

菱化工機の株価は10時35分現在253円(△46円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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