フルキャストＨＤが反発、大口資金の流入減少も底堅い

　フルキャストホールディングス<4848.T>が反発、ここにきて大口資金の買いが細る一方、目先筋の利益確定などが上値を押さえる展開となっているが、依然として押し目には買いが入ってくる状況で大崩れする気配に乏しい。信用取組も６月１３日申し込み現在で売り残、買い残ともに増加し、信用倍率１．５８倍と需給相場の余地を内包している。企業の求人需要の高まりを背景に、人材派遣業界は顧客企業のアルバイト採用を支援するサービスに展開を強めている。アルバイト紹介を主体に人材サービスを展開する同社は優位性を発揮、事業機会の拡大への期待が大きい。前１２月期は期末に配当性向１１２％となる１４円配当を実施するなど株主還元姿勢が機関投資家にも注目されているようだ。

フルキャストＨＤの株価は１１時３０分現在４４２円（△４円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）