<話題の焦点>=改正薬事法施行される、異業種参入相次ぎ医療情報にもニーズ

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/06/19 12:20
 改正薬事法が12日から施行された。市販薬を副作用などリスクの度合いで第1~3類に分けている従来の区分に加え、毒性の強い劇薬と市販後間もない製品を「要指導医薬品」として新しい区分に分類。成人向け劇薬5品目と医療用医薬品から転換して3年以内の15品目の計20品目の販売を禁じる一方、大衆薬のほとんど、99%超はネット販売が認められた。

 販売ルールも緩和され、要指導医薬品を店舗で購入できるようになった。ただし、薬を使う患者本人が購入することと、第1類の市販薬はネット、店舗とも、患者の症状や持病などを薬剤師が確認することが前提だ。このため、販売業者は薬剤師が患者の年齢や症状などをネットやメールなどで確認する仕組みを整える必要がある。

 また、偽造薬や違法販売を防ぐため、日本チェーンドラッグストア協会は販売業者に適合店マークを付与するほか、厚生労働省は正規の販売業者をホームページで公開している。

 安全確認や違法防止などの仕組みづくりに課題を残しているが、ビジネスチャンスが広がった。流通や家電量販など異業種の参入が相次いでおり、医療情報サービスへのニーズも強まりそうだ。

◆改正薬事法関連銘柄

銘柄(コード) 取組み内容

エムスリー<2413.T>    医療・医薬品情報サイト「MR君」を運営
ビックカメラ<3048.T>   第1類医薬品のネット販売を開始
ココカラファイン<3098.T> ネット販売品目に第1類医薬品を加える
ケンコーコム<3325.T>   医薬品や健康食品の通販サイトを手掛ける
7&iHD<3382.T>    傘下のイトーヨーカ堂が一般用医薬品に第1類医薬品を加えネット通販を拡大
データHR<3628.T>    ジェネリック薬通知や糖尿病重症化予防サービスなどを提供
イオン<8267.T>      傘下のイオンリテールがネットスーパー157店で、第1類医薬品を平均37品目販売


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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