東京鉄が高い、低PBRで無借金、バリュー銘柄投資で存在感

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/06/12 14:45
 東京鉄鋼<5445.T>が高い。前日は5日ぶりにひと押しいれたが、きょうはその陰線を包み込む陽線包み足を示現、500円台活躍の様相を強めている。5月1日以降、きょうまでの29立会日で値下がりだった日はわずか3日間で、売り物が枯れ切った銘柄の戻り足の強さを物語っている。原料の鉄スクラップ価格は足もと値上がりに転じているが、主力の小型棒鋼数量の増加が顕著で、収益環境の追い風は不変。施工の簡素化と工期の短縮を可能にした同社の看板商品「ネジテツコン」や、コンクリート構造物の耐震性能を高め短工期での補強可能な「RB耐震補強工法」などが国土強靭化の政策テーマを背景に今後も高水準の需要を取り込む見通し。米系ヘッジファンドが、日本の割安株への投資を開始したとの観測が取り沙汰されるなかで、PBR0.7倍台と割安で実質無借金、既にフィデリティのバリューファンドを筆頭株主におく同社の存在が改めて注目されている。

東京鉄の株価は14時35分現在503円(△15円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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