酒井重工は一時10%安、15年3月期業績の大幅減益予想を嫌気

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/05/16 09:38
 酒井重工業<6358.T>が急落。株価は一時、前日比38円(10.6%)安の320円まで売られ値下がり率上位に顔を出している。15日、15年3月期業績の減益予想を発表したことが嫌気されている。
 同社の14年3月期連結決算は、純利益が前の期比2.3倍の17億3000万円と大幅増益となった。道路機械の需要が国内に加え海外でも好調だった。また、円安に伴い為替差益が発生したことも収益を押し上げた。これを受け、前期期末に特別配当2円50銭を実施し年間配当は7円50銭とすることを明らかにした。
 ただ、15年3月期連結純利益は前期比45.1%減の9億5000万円を見込んでいる。年間配当は5円(前期比2.5円減)を計画。前期は復興需要や政府の経済対策に加え排ガス規制強化前の駆け込み需要が発生しており、今期は前期の押し上げ分を考慮したうえでの減益予想が打ち出されている格好だ。

酒井重工の株価は9時37分現在323円(▼35円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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