日鉄住金テクスエンジの上昇加速、４カ月ぶり新高値

　日鉄住金テックスエンジ<1819.T>が大幅高で、今年大発会の年初来高値４３７円を一気に抜き去った。新日鉄グループ再編に伴う工事の受注量増加が、傘下で総合エンジニアリング大手の同社に商機拡大の思惑を呼んでおり、株価上昇に弾みがついている。会社側では１５年３月期の業績見通しを発表していないものの、１５年９月中間期は営業利益段階で前年同期比３倍の３５億円を見込んでおり、通期営業利益は７０～８０億円程度（前期比１５～１７％増）に膨らみそうだ。時価ＰＢＲはわずか０．６倍前後と解散価値を大幅に下回る水準に放置されていることも買い人気を助長する。

日鉄住金テクスエンジの株価は１３時４０分現在４５４円（△２３円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）