Ｔ＆ＫＴＯＫＡが大幅３日続落、１５年３月期２割強の減益見通しを嫌気

　Ｔ＆Ｋ　ＴＯＫＡ<4636.T>が大幅３日続落。８日引け後に発表した連結本決算で、１５年３月期業績が売上高４７３億円（前期比１０．０％減）、営業利益３２億３０００万円（同２２．０％減）、純利益２７億３０００万円（同３．１％増）と２割強の営業減益見通しであることが嫌気されている。引き続き印刷業界の厳しい環境から減収を見込んでいることに加えて、資源価格の上昇や為替変動から原料高が懸念されることなどから減益を見込んでいる。
　なお、１４年３月期は売上高５２５億５６００万円（前の期比０．９％減）、営業利益４１億４１００万円（同１３．９％増）、純利益２６億４７００万円（同３１．５％増）となった。特殊ＵＶインキの販売が堅調に推移したものの、平版インキの販売が減少し減収となったが、コスト削減努力で販管費が減少したことが増益につながった。

Ｔ＆Ｋ　ＴＯＫＡの株価は１１時３０分現在１９１４円（△１６３円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）