洋ゴムが大幅高、好業績、株式需給両輪の上昇相場続く

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/04/23 14:11
 東洋ゴム工業<5105.T>が大幅高で年初来高値。中期波動でも13週・26週移動平均線に接触することなく高値圏を走っており、上昇指向の強さがうかがわれる。高性能の大口径タイヤがSUVなど大型車販売台数の多い北米の需要を背景に好調。また、今年からASEAN市場の開拓にも本腰を入れており、SUVやミニバンなど大型車需要が旺盛な地域であるだけに業容拡大に向けた踏み込みが注目されている。国内では商品特性から消費増税の影響も限定的とみられている。14年12月期は米カルテルの巨額特損が消え、12年12月期のピーク純益132億円を大幅更新することが濃厚だ。直近の材料ではイタリアの人気サッカークラブ「ACミラン」とプレミアムスポンサー契約を結んだことを発表しており、本拠地スタジアムに社名やブランドロゴなどの入った看板を掲示できることで企業PR効果に対する期待も大きい。PER8倍前後と割安なうえ、株式需給面からも信用倍率は1倍を下回り踏み上げ相場の素地を内包する。

洋ゴムの株価は14時5分現在791円(△30円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

関連銘柄

銘柄 株価 前日比
2,438.5
(12/13)
-5.0
(-0.20%)