あす(23日)の見通し=先物主導で戻り足に、今期決算への意識高まる

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/04/22 18:27
 あす(23日)の東京株式市場は、商い低調のなか日経平均株価は先物主導で戻りに転じる公算が大きい。
 22日の東京株式市場は前日の米国株高に反応して高く始まったものの、実需買いに乏しく、上値の重さが露呈、後場後半に日経平均は下げ足を強め安値引けとなった。企業の決算発表本格化を控え、個別ベースでも神経質な展開。特に今15年3月期の見通しに市場は敏感だ。安川電が前期好決算発表にもかかわらず、今期の見通しが市場期待に届かなかったことで、大きく売られており、これが個別株全般の物色意欲を削ぎ落とす象徴的な動きともなっている。
 ただ、マクロ的には今の東京市場を売り叩く理由は希薄である。バランスを取り戻している米国株との比較感からも一方通行に下げる展開も想定しにくい。もっとも、あす23日は西武ホールディングス<9024.T>の東証1部上場が全体薄商いの市場に何らかの波紋を形成する可能性はありそうだ。
 日程面では、オバマ大統領の来日(~25日)に注目が集まる。また、3月の訪日外国人客数、3月と13年度の自動車各社の生産販売実績が発表される。ジャスダック市場に白鳩<3192.T>、マザーズにフィックスターズ<3687.T>が新規上場する。海外では、3月の米新築住宅販売件数のほか、4月のHSBC中国PMI速報値、4月の仏・独およびユーロ圏のPMI速報値が発表される。また、タイ中央銀行金融政策員会も行われる。




出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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