渋谷工が急騰、実需売り一巡で出直りへ

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/04/15 11:12
 渋谷工業<6340.T>が急騰、株価は9日ぶりの反発となった。同社株は元来日経平均の動きとは波動を異にしており、ベータ値の低い銘柄として市場で認識されてきたが、4月初旬以降は法人筋とみられる大口の実需売りが出るなか、個人投資家など短期資金の追随売りを誘い下げが加速する格好となっていた。ただ、目先は売りが一巡し値ごろ感に着目した買いを誘っている。国内シェア9割の飲料用無菌充填ラインが好調、14年6月期営業利益は前期比32.4%増の46億円とピーク利益更新見通し。後工程の半導体製造装置も回復傾向にある。一方、バイオ分野への展開も厚く、同社は3次元細胞積層システムを手掛けていることから、再生医療分野での活躍が見込まれるバイオ3Dプリンター関連として注目を集めている。きょうは、新興市場のバイオ関連が総じて買われていることも同社の株価にフォローの風となっている。

渋谷工の株価は11時6分現在2692円(△193円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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