不燃化特区、新たに20 建て替え需要に注目!

著者:藤本誠之
投稿:2014/04/04 09:23

日経新聞半歩先読み

相場の福の神 日経新聞半歩先読み

 不燃化特区、新たに20 建て替え需要に注目! 日経新聞 東京・首都圏経済 31面

東京都は災害時に延焼の可能性が高い木造住宅密集地域の建物の建て替えを支援する「不燃化特区」について新たに20地区を指定しています。補助金や税制の優遇措置があるそうです。これによって、建て替えが促進されれば、賃貸住宅関連企業に追い風になりそうです。平成27年から予定されている相続税の基礎控除の引き下げもあり、相続財産の評価額を抑えることが可能な賃貸住宅に注目が集まっています。

(3277) サンセイランディック (東証2部) 620円 前日比  +2 (+0.32%) [売買単位:100株]
借地権など権利関係が複雑な不動産を買い取り、権利調整して販売する専門企業です。
平均1,000万円程度の物件を数多く買い取っています。木造住宅密集地域などの既存賃貸住宅について、築古で空きが多く賃料が安い物件を居抜きで買い取り、借家権者の明け渡し交渉を行い、更地化し売却しています。今回の、「不燃化特区」拡大は、大きな追い風になりそうです。

(1878) 大東建託 (東証1部) 9,710円 前日比  +260 (+2.75%) [売買単位:100株]
4月3日に3月の主要指標を発表しており、アパートの建設受注高は、前年同月比10.1%増の820億円と1月以来3カ月連続で前年を上回り、過去最高を記録しています。

今日も皆様に相場の福が授かりますように!!

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藤本誠之
財産ネット 企業調査部長
配信元: 達人の予想