米株高と円安を好感し買い優勢に

著者:冨田康夫
投稿:2014/04/02 09:44

最高値目前のNYダウに追随して買い優勢

2日の東京株式市場は買い先行、寄り付きの日経平均株価は前日比105円高の1万4897円と反発。
前日の米国株市場ではNYダウが74ドル高と3日続伸、過去最高値更新を目前にとらえているほか、外国為替市場でドルが買われ1ドル103円台後半の推移と円安が一段と進行していることが追い風となっている。

米国では3月のISM製造業景況感指数など経済指標の改善で、景気回復期待が株価を押し上げているが、これを受けて運用リスクの取りやすくなった内外機関投資家の買いが、出遅れている日本株にも向かう展開となっている。
シカゴ日経平均先物高に追随するかたちで裁定買いも見込まれる状況。前日は消費増税後の消費への影響を警戒する売りもみられたが、下値には押し目買いも厚いことが確認された。目先は週末の米雇用統計発表を控え、買い一巡後は動きが鈍くなる可能性もある。

寄り付き時点で業種別で高いのはゴム製品、銀行、証券、輸送用機器、情報通信、機械など。
冨田康夫
株経ONLINE:編集長
配信元: 達人の予想