高利回りの医薬品株、NISAで“3%超え”中期買い
今年1月からのNISA(少額投資非課税制度)導入が、これまで株式投資へあと一歩が踏み出せなかったビギナー投資家の市場参戦を促している。経験の浅い投資家にとって、短期スタンスでの“切った張った”的な株売買はリスクも大きく、躊躇(ちゅうちょ)してしまうのも無理はない。しかし、じっくり腰を据えた中長期投資であればNISA口座を使うメリットも大きくなる。
その際の投資対象として、高配当利回り銘柄が有力視されるが、同時に配当利回りをヘッジに株価の値上がり益も狙えるものであればなお魅力的である。
意外とおすすめなのが医薬品株だ。医薬品セクターには最大手の武田薬品工業<4502.T>をはじめ3%近辺もしくはそれを超える高配当銘柄がゴロゴロしている。NISAの一番人気企業として武田の名前が挙がったように、一般的にも有名企業が多く、社名が持つブランド力に安心感が伴う。
業界の収益環境もここ数年来、特許切れなどによる収益圧迫が一巡、コスト削減などへの取り組みから、業績回復のシナリオが意識される段階に入っている。
武田はコスト削減努力が奏功、中期経営計画で17年度営業利益率20%を掲げている。
エーザイ<4523>は乳がん治療薬「ハラヴェン」やリウマチ治療薬「ヒュミラ」など新製品が成長、再評価機運にある。
また、旧理研グループの名門、科研製薬<4521>は関節機能改善剤「アルツ」の販売が下期回復、株主還元に厚く、今期で12期連続増配は特筆される。
その際の投資対象として、高配当利回り銘柄が有力視されるが、同時に配当利回りをヘッジに株価の値上がり益も狙えるものであればなお魅力的である。
意外とおすすめなのが医薬品株だ。医薬品セクターには最大手の武田薬品工業<4502.T>をはじめ3%近辺もしくはそれを超える高配当銘柄がゴロゴロしている。NISAの一番人気企業として武田の名前が挙がったように、一般的にも有名企業が多く、社名が持つブランド力に安心感が伴う。
業界の収益環境もここ数年来、特許切れなどによる収益圧迫が一巡、コスト削減などへの取り組みから、業績回復のシナリオが意識される段階に入っている。
武田はコスト削減努力が奏功、中期経営計画で17年度営業利益率20%を掲げている。
エーザイ<4523>は乳がん治療薬「ハラヴェン」やリウマチ治療薬「ヒュミラ」など新製品が成長、再評価機運にある。
また、旧理研グループの名門、科研製薬<4521>は関節機能改善剤「アルツ」の販売が下期回復、株主還元に厚く、今期で12期連続増配は特筆される。