「上方の窓に到達」

著者:黒岩泰
投稿:2013/09/12 06:35

「いったんは調整か」

 昨日の日経平均は1.71円高の14425.07円で取引を終了した。朝方は米株高、円安などを受けて買い先行となったが、買い一巡後は上値の重い展開。途中、オバマ大統領の演説を受けて上昇幅が拡大する場面もあったが、最終的には引けにかけて失速した。日経平均の日足チャートでは上影陰線が出現した。上方の窓(14466.16円-14533.21円)を完全に埋めたことで、強い達成感が台頭。引けにかけて利益確定の売りが強まった。日経平均の日足チャートでは上方の窓が消滅しており、下方に複数の窓が空いている。需給的に下落しやすい状況となっており、下方の窓を連鎖的に埋める可能性もありそうだ。

  

「目標を失う」

 バスケットのシュートは目標が適度の高さにあるから、投げることができる。15mも上にあったら誰も投げる気はしないだろう。「やるだけ無駄」ということであり、時間と労力の浪費となる。
黒岩泰
株式アナリスト
配信元: 達人の予想