「連鎖的な窓埋めへ、とりあえず2つ埋める」

著者:黒岩泰
投稿:2013/05/30 20:10

「ファストリなど指数寄与度の高い銘柄が足を引っ張る」

 本日の日経平均は737.43円安の13589.03円で取引を終了した。朝方から売り先行となり、幅広い銘柄が軟調推移。売り一巡後はやや下げ渋る動きもみられたが、引けにかけて一段安の展開となった。海外ヘッジファンドの5月末に向けての解約売りや、割高になった指数連動性の高いファストリ(9983)などに売りが優勢。日経平均を押し下げる効果が強まった。日経平均の日足チャートでは、窓を空けて下落。ようやく「窓理論」でも売りシグナルが出現しており、より鮮明な弱気相場となっている。下方に空いていた複数の窓を今日は、2つほど埋める動き。さらに下方には2つの窓が控えており、あと950円ほどの下落余地がありそうだ。株価チャートは完全に下り坂。これまでの上昇の反動が強く出ると思われる。

「ニュートンの法則恐るべし」

ついに落下した。側壁のないところから、一気に急降下。「ニュートンの法則」恐るべしである。質量の大きい地球様にものすごい勢いで引き寄せられる。でも、まだ6Mしか落下していない。あと半分以上残されている。ドライバー以下は失神状態だ。
黒岩泰
株式アナリスト
配信元: 達人の予想