セブン＆アイが反発、３～１１月期最終２ケタ増益、期末増配も好感

　セブン＆アイ・ホールディングス<3382.T>が反発。同社は８日、１２年３～１１月期の連結決算を発表、売上高に相当する営業収益は前年同期比３．６％増の３兆６７７５億円、最終利益は１５．９％増の９６９億６４００万円と好調だったことを好感する買いが優勢だ。東北への積極出店などでコンビニ事業が約１０％の伸びを示したほか、ＰＢ商品の販売好調も業績に貢献している。最終利益については前年同期に計上した東日本大震災に伴う損失や資産除去債務会計基準の採用に伴う損失がなくなったことも寄与した。期末配当は従来は３１円を予想していたが、株主還元策の一環として前年同期と同じ３３円にすることも発表、これにより中間配と合わせた年間配当は６４円と前期比で２円の上乗せとなり、これも評価材料となっている。

セブン＆アイの株価は９時３８分現在２６４５円（△４３円）。



出所：株経通信（株式会社みんかぶ）