本邦からの外債投資活発化・・・・
黒田日銀の「異次元の金融緩和」により、日本国債、特に、超長期ゾーンの利回りが大幅に低下。これが、本邦機関投資家の投資スタンスに影響を与えています。
債券投資に際しては、残存期間が長い物程リスクが高いと見る為、相応の高利回りと看做せなければ、超長期ゾーンへの投資は控えられる事となります。そして、超長期ゾーンへの投資を引き上げる(=利食い売り)として、その代替資産を何にするかを各機関投資家は考えなければなりません。
そうなると、先ず、候補に挙がるのは米国債です。米30年国債利回りは先週まで3%台でした。そして、日本からのまとまった投資が持ち込まれたのか、現在は、2.8%台まで利回りが低下しています。又、先週金曜日には、欧州でもフランスの30年国債やベルギーの10年国債利回りに顕著な低下が見られており、これらの国債市場でも日本の投資家からの買い観測が強まっていた様です。
本邦機関投資家による、積極的な外債投資がスタートしているとすれば、今後、ドル円、ユーロ円等の為替相場は更なる上昇継続が期待されます。現在、日本は貿易赤字の状態にあり、実需筋の動きは円安につながり易い状況ですから、そこに、機関投資家の円売り・外貨買いの動きが継続的に加われば、謂わば、「次元の違う円安」へと動く可能性があり、100円の大台回復が近づいていると見る事が出来そうです。
債券投資に際しては、残存期間が長い物程リスクが高いと見る為、相応の高利回りと看做せなければ、超長期ゾーンへの投資は控えられる事となります。そして、超長期ゾーンへの投資を引き上げる(=利食い売り)として、その代替資産を何にするかを各機関投資家は考えなければなりません。
そうなると、先ず、候補に挙がるのは米国債です。米30年国債利回りは先週まで3%台でした。そして、日本からのまとまった投資が持ち込まれたのか、現在は、2.8%台まで利回りが低下しています。又、先週金曜日には、欧州でもフランスの30年国債やベルギーの10年国債利回りに顕著な低下が見られており、これらの国債市場でも日本の投資家からの買い観測が強まっていた様です。
本邦機関投資家による、積極的な外債投資がスタートしているとすれば、今後、ドル円、ユーロ円等の為替相場は更なる上昇継続が期待されます。現在、日本は貿易赤字の状態にあり、実需筋の動きは円安につながり易い状況ですから、そこに、機関投資家の円売り・外貨買いの動きが継続的に加われば、謂わば、「次元の違う円安」へと動く可能性があり、100円の大台回復が近づいていると見る事が出来そうです。