高評価ながら適度な買い場を形成する【4503】アステラス製薬にチャンス
山之内製薬と藤沢薬品が合併して誕生した製薬会社。医薬品国内2位。無借金経営の上、手堅い経営で業績は順調に伸びている。2012年11月1日更新の13年3月末業績は売上微増ながら純利益は二桁増益。
同社に対する国内外の証券会社の評価は高く、株価格付けで現値5210(13年3月8日終値)を上回る目標株価も見受けられる。
シティグループ「投資判断 買い 目標株価6700円 2月26日」、日興「強気 目標株価5800円 3月8日」、みずほ「買い 6000円 2月25日」などがその一例。
配当は5円増配し130円を予定。配当利回り2.50%に相当。安定的な経営と比較的高配当であることから浮動株比率5%と固定株主比率が高く、市場全体が一服傾向の日を狙って買うのが高値つかみを避けられるポイント。
株価のリズムは3日高値が続くと4日目に一服傾向を見せたり、一服幅が大きくなく上げが続くと翌週に一服するなど適度な買い場形成を見せるので、焦らずじっくり狙いたい。
参考までに3月4~8日の始値5070と終値5210円の中間価格は5140円。この価格前後を売買判断の一つの目安に置くのも参考になるのではないか。