押し目買い、打診買いが奏功しそう
【注目ポイント】「116.220円」で下値サポートされるか否か
【シナリオ①】同レートでの下値サポートなら、「118.000円」付近までの上昇を想定
【シナリオ②】同レート割れなら、「114.500円」付近までの下落となりそう
【当面の“主戦場”(コアレンジ)】「114.500~118.000円」
カナダドル/円の注目ポイントとして着目していた「116.050円超え成否」。今月16日に当該レートを上抜けブレークし、その後も徐々に上値を切り上げる展開となっています。今後、カナダドル/円はもう一段の上値切り上げとなるのでしょうか。
上図の各メルクマールをそれぞれ見ていくと、1) 21日および200日MA(移動平均線)が右肩上がりであること、2) 遅行スパンがローソク足と絡み合う状態(上図黄色丸印)になっていること、3) ローソク足の下方に青色雲(=サポート帯、先行スパン)およびパラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)があること、そして4) DMI(方向性指数)で+DI>-DIとなり、ADXが横ばいでの推移になっている(上図赤色点線丸印)ことから、現在のカナダドル/円・日足チャートは上昇トレンド序盤を示すチャート形状と判断します。
その他では、ⅰ) ローソク足がBB(ボリンジャーバンド)・+1σラインと同・+2σラインの間で推移する“上昇バンドウォーク”になっていること、またⅱ) BB・±2σラインが拡張する“エクスパンション”になりつつあることを合わせると、今後のカナダドル/円はトリガー次第では上昇モメンタムがさらに加速する可能性も。
そんな中、足もとで注目すべきポイントは・・・BB・+1σラインをメドとする「116.220円」(上図黄色矢印および黒色線)で下値サポートされるか否か。
筆者が想定する今後のシナリオは以下の通りです。(シナリオ①、②)
[シナリオ①]
この先、「116.220円」で下値サポートされた場合は、「上昇バンドウォークの継続」→「もう一段の上値切り上げ」となりそうです。当該ケースでは、「遅行スパンの“好転”」や「(3月9日に付けた直近高値である)117.163円超え」、また「+DI>-DIの乖離拡大」なども伴いながら、24年7月11日以来の高値水準であり、心理的な節目でもある「118.000円」(上図Ⓐ赤色線)付近までの上昇を想定すべきでしょう。特に、「遅行スパンの“好転”」が示現した場合は、カナダドル/円の上昇モメンタムが強まるトリガーになり得そうです。
[シナリオ②]
一方で、「116.220円」を終値ベースで割り込んだ場合は、「上昇バンドウォーク崩れ」→「下押し」となる可能性も。当該ケースでは、「遅行スパンのローソク足への近接継続」や「SARの売りサインへの転換」、また「+DI>-DIの乖離縮小」なども伴いながら、青色雲の下辺である先行2スパンをメドとする「114.500円」(上図Ⓑ水色線)付近までの下落となりそうです。ただし、現状では青色雲が厚い形状(=下値しっかり)であるため、下値余地は限定的でしょう。
上記シナリオ①および②を概括すると、現下のカナダドル/円はもう一段の上値切り上げを模索する相場付きとなる中、当面※は「114.500~118.000円」を“主戦場”(コアレンジ)とする動きになりそうです。 (※ここでの「当面」は、1~2週間のスパンを想定しています。)
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