株価指数先物【寄り前】 アドバンテスト効果で+1σ突破を見極め

配信元:株探
投稿:2026/01/29 08:02

大阪3月限ナイトセッション
日経225先物 53720 +20 (+0.03%)
TOPIX先物 3521.5 -15.0 (-0.42%)
シカゴ日経平均先物 53685 -15
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 28日の米国市場は、NYダウ、ナスダックが上昇した一方で、 S&P500は小幅に下落。米連邦準備理事会(FRB)は米連邦公開市場委員会(FOMC)で、市場の予想通り4会合ぶりに政策金利を据え置いた。エヌビディアが、同社のAI向け半導体「H200」の輸入を中国が承認したと報じられたことで買われたほか、ASMLホールディングの市場予想を上回る決算を背景にハイテク株の一角が上昇した。ただ、取引終了後にマイクロソフトやメタプラットフォームズなど主力企業の決算発表を控えていたことで、積極的な売買は手控えられた。

 NYダウ構成銘柄ではエヌビディアのほか、ユナイテッドヘルス・グループ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、シャーウィン・ウィリアムズ、ゴールドマン・サックス・グループが上昇。半面、アムジェン、ハネウェル・インターナショナル、ナイキ、スリーエム、ホーム・デポが軟調。

 シカゴ日経平均先物(3月限)清算値は、大阪比15円安の5万3685円だった。日経225先物(3月限)のナイトセッションは日中比110円高の5万3810円で始まった。その後は軟化し、5万3200円まで売られる場面もみられた。ただ、米国市場の取引開始後に持ち直し、5万3500円~5万3700円辺りで保ち合いを継続。終盤にかけてレンジを上抜くと、プラス圏を回復し5万3830円まで買われた。引け間際は5万3700円~5万3800円辺りでの推移となり、日中比20円高の5万3720円で取引を終えている。

 日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、小動きで始まることになる。ナイトセッションで上昇して始まり、ボリンジャーバンドの+1σ(5万3800円)に上値を抑えられる形で軟化する場面もみられたが、終盤にかけての切り返しで同バンドを捉えてきた。戻り待ち狙いのショートが入りやすく、強弱感は対立しそうであり、まずは+1σ水準を明確に上抜けてくるかを見極めたい。

 昨夕決算を発表したアドバンテスト<6857>[東証P]は、ADR(米預託証券)で大きく買われており、日経平均株価を牽引する形になりそうであり、ロングの動きが強まる可能性がある。一方で、米国では決算を発表したマイクロソフトが時間外取引で売られており、投資家心理を神経質にさせそうである。もっとも、メタプラットフォームズは時間外で10%近く上昇する場面もみられているため、マイクロソフトが下落した影響は限られそうである。

 日経225先物は+1σ水準を巡る攻防のなかで、オプション権利行使価格の5万3750円を中心とした上下の権利行使価格となる、5万3250円から5万4250円のレンジを想定する。+1σを支持線として底堅さがみられる場面では+2σ(5万5200円)とのレンジが意識されやすく、ショートカバーを誘う形で上へのバイアスが強まる展開もありそうだ。

 28日の米VIX指数は16.35(27日は16.35)と横ばいだった。一時17.18まで上昇する場面もみられたが、75日移動平均線(17.36)が抵抗線として機能していた。25日線(15.59)とのレンジ内での推移であるが、緩やかなリバウンドの動きをみせていることもあり、やや市場心理を神経質にさせてきそうである。

 NT倍率は先物中心限月で15.18倍に上昇した。抵抗線として機能していた75日線(14.95倍)を明確に上抜け、昨年11月下旬以来の水準まで上昇している。指数インパクトの大きい値がさハイテク株への資金流入が強まるなか、昨年11月4日につけた15.79倍が次第に意識されてくる可能性がある。アドバンテストのインパクトによって、NTロングでのスプレッド狙いの動きが入りやすい需給となろう。

株探ニュース
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