株価指数先物【引け後】 +1σ回復ならばショートカバーを誘う可能性

配信元:株探
投稿:2026/01/08 18:40

大阪3月限
日経225先物 51190 -820 (-1.57%)
TOPIX先物 3481.5 -32.0 (-0.91%)

 日経225先物(3月限)は前日比820円安の5万1190円で取引を終了。寄り付きは5万1920円と、シカゴ日経平均先物の清算値(5万1995円)にサヤ寄せする形から、売りが先行して始まった。開始直後につけた5万1960円を高値に下へのバイアスが強まり、前場中盤にかけて5万1550円まで下落幅を広げる場面もみられた。売り一巡後は5万1600円~5万1800円辺りのレンジで下げ渋りをみせたが、ランチタイムにこのレンジを下抜けると、後場は5万1300円~5万1500円処での推移が目立った。終盤にかけて下へのバイアスが一段と強まり、5万1090円まで下げ幅を広げる場面もあった。

 日経225先物はボリンジャーバンドの+1σ(5万1320円)水準での攻防をみせていたが、引け間際に同バンドを割り込む形となった。これにより週足の+1σ(5万1310円)を下抜く形にもなったことで、25日移動平均線(5万0510円)、13週線(5万0170円)が射程に入ってくる。年初の大幅な上昇分を帳消しにする可能性も浮上し、押し目待ち狙いのロングを慎重にさせたようである。

 中国が日本に対する軍民両用に使える品目の輸出管理を強化すると発表したのに続き、日本産の化学物質「ジクロロシラン」について反ダンピング(不当廉売)調査を開始したと発表したことが、半導体・AI(人工知能)関連株への持ち高調整に向かわせていた。ソフトバンクグループ<9984>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]、アドバンテスト<6857>[東証P]、信越化学工業<4063>[東証P]の4銘柄で日経平均株価を600円あまり下押す形だったこともあり、これら銘柄の動向には今後も注意する必要がありそうだ。

 ただ、日経225先物はナイトセッションで5万1500円台を回復してきた。これにより+1σを上回ってきており、調整一巡が意識されてくる可能性はあろう。同バンドが支持線として機能すると、+2σ(5万2190円)とのレンジに入るとみられる。改めて押し目待ち狙いのロング対応に向かわせやすく、本日の下落分を埋めてくる展開も期待されよう。

 明日は米雇用統計の発表を控えるほか、三連休前とあってオーバーウィークのポジションは手控えられるとみられる。本日の大幅な下げである程度はショートに傾いているとみられ、ショートカバーを誘う可能性を意識しておきたい。
 
 NT倍率は先物中心限月で14.70倍に低下した。25日線(14.80倍)を下回って始まり、一時14.65倍まで下げる場面もみられ、-1σ(14.68倍)割り込んできた。その後は同バンドが支持線として機能していたこともあり、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の動向次第ではあるが、いったんNTショートを巻き戻す形でのリバランスが入りやすい水準とみられる。

 手口面(3月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万3713枚、ソシエテジェネラル証券が1万0703枚、バークレイズ証券が5574枚、サスケハナ・ホンコンが3060枚、JPモルガン証券が1860枚、SBI証券が1647枚、ゴールドマン証券が1277枚、松井証券が1221枚、野村証券が1036枚、ドイツ証券が954枚だった。

 TOPIX先物はABNクリアリン証券が1万9642枚、ソシエテジェネラル証券が1万6767枚、バークレイズ証券が9151枚、JPモルガン証券が5000枚、ゴールドマン証券が3778枚、モルガンMUFG証券が2702枚、みずほ証券が2180枚、サスケハナ・ホンコンが1388枚、ビーオブエー証券が1308枚、シティグループ証券が1223枚だった。

株探ニュース
配信元: 株探

関連銘柄

銘柄 株価 前日比
5,114.0
(01/09)
+79.0
(+1.56%)
20,255.0
(01/09)
+150.0
(+0.74%)
37,910.0
(01/09)
+1,270.0
(+3.46%)
4,263.0
(01/09)
-37.0
(-0.86%)