大阪3月限
日経225先物 49560 +410 (+0.83%)
TOPIX先物 3385.0 +20.5 (+0.60%)
日経225先物(3月限)は、前日比410円高の4万9560円で取引を終了。寄り付きは4万9330円とシカゴ日経平均先物清算値(4万9300円)にサヤ寄せする形から、買い先行で始まった。現物の寄り付き直後につけた4万9280円を安値にロング優勢の流れが強まり、前場中盤にかけて4万9500円台を回復。
買い一巡後は4万9400円~4万9500円辺りでの保ち合いが続くなかで前場終盤にかけてレンジを上抜ける形となり、日銀の金融政策決定会合の結果が判明した後場の取引開始直後には4万9880円まで買われた。買い一巡後は4万9440円まで上げ幅を縮め、後場中盤以降は4万9440円~4万9700円辺りでの推移が続いた。
米国市場では、マイクロン・テクノロジー
加えて、日銀の利上げが想定通りの結果だったほか、声明文に今後の利上げ方針や日銀が保有する上場投資信託(ETF)の売却などへの具体的な言及がなかったため、ロングを強める形になったようである。円相場が1ドル=156円台へと朝方より円安が進んだこともロングに向かわせたのだろう。
日経225先物はボリンジャーバンドの-1σ(4万9090円)と25日移動平均線(4万9810円)とのレンジをみせており、日銀会合を通過した後に25日線を捉えてきた。さらに、為替市場では1ドル=156円台後半へ円安に振れており、ナイトセッションで5万円台を回復している。25日線を明確に上抜けてくることで、同線と+1σ(5万0570円)とのレンジに移行するかが注目されそうだ。
市場参加者が限られるなかで短期的な売買によって大きく振れる可能性もあるため、19日の米国市場で半導体・AI関連株を買い戻す動きが継続するようだと、ナイトセッションでロングを強めてくる可能性があるだろう。
NT倍率は先物中心限月で14.64倍に上昇した。前日の低下で-2σ(14.58倍)を下抜ける場面もみられたため、いったんはNTショートを巻き戻す形でのリバランスが意識された。半導体・AI関連株へのリバウンドが強まるようだと、足もとで抵抗線として意識されている75日線(14.76倍)辺りまでのリバランスの動きがありそうだ。
手口面(3月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万3306枚、ソシエテジェネラル証券が6582枚、サスケハナ・ホンコンが2156枚、バークレイズ証券が1679枚、JPモルガン証券が1322枚、日産証券が1216枚、SBI証券が1141枚、松井証券が929枚、野村証券が825枚、モルガンMUFG証券が790枚だった。
TOPIX先物はABNクリアリン証券が1万7928枚、ソシエテジェネラル証券が1万7648枚、バークレイズ証券が1万0788枚、JPモルガン証券が3826枚、モルガンMUFG証券が3419枚、UBS証券が3328枚、ビーオブエー証券が2254枚、ゴールドマン証券が2048枚、サスケハナ・ホンコンが1360枚、野村証券が946枚だった。
株探ニュース
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