米外為市場サマリー:一時158円00銭台と約5カ月ぶりの水準に上伸

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/12/27 07:55
米外為市場サマリー:一時158円00銭台と約5カ月ぶりの水準に上伸  26日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=157円99銭前後と前日に比べて65銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=164円65銭前後と同1円05銭程度のユーロ高・円安だった。

 トランプ次期米大統領の政策がインフレの再燃や財政赤字拡大につながる可能性があるとして米金利の先高観が根強い一方、日銀が来年1月も追加利上げを見送るとの観測があるなか、日米金利差の拡大を見込んだドル買い・円売りが先行した。加えて、米労働省が26日発表した前週分の新規失業保険申請件数が市場予想を下回り、米労働市場の底堅さが示されたこともドルの支援材料となり、ドル円相場は一時158円08銭と7月中旬以来およそ5カ月ぶりのドル高・円安水準をつけた。ただ、この日に実施された米7年債入札の堅調な結果を受け、米長期金利が低下に転じるとドルの上値が重くなった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0422ドル前後と前日に比べて0.0015ドル程度のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS
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