アジア株上昇、米政府機関閉鎖回避で安堵感 上海株は冴えない、パナマ運河巡り米中関係悪化

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/12/23 11:20
アジア株上昇、米政府機関閉鎖回避で安堵感 上海株は冴えない、パナマ運河巡り米中関係悪化

東京時間11:00現在
香港ハンセン指数   19833.58(+112.88 +0.57%)
中国上海総合指数  3373.39(+5.32 +0.16%)
台湾加権指数     23047.41(+537.16 +2.39%)
韓国総合株価指数  2438.47(+34.32 +1.43%)
豪ASX200指数    8153.80(+86.84 +1.08%)

アジア株は総じて上昇。前週末にバイデン米大統領が3月半ばまでの「つなぎ予算案」に署名した。土壇場で政府機関閉鎖が回避されたことで安堵感が広がっている。また、週末の米PCE価格指数でインフレ抑制に進展が見られたことで来年の米利下げ期待が広がっている。

一方、米国と中国の関係悪化は懸念されている。トランプ次期大統領はパナマ運河の通行料はぼったくりだとして料金引き下げを要求、応じなければ運河を米国に返還すべきだとしている。トランプ氏はパナマ運河は中国が管理するものではない、中国は5つのうち2つの港を管理している。「悪者の手(中国)」に渡る危険があると述べており、パナマ運河に対する中国の影響力を懸念しているようだ。

豪州市場では金融や不動産、消費財など幅広い銘柄が上昇している。台湾市場ではTSMCや聯発科技など半導体関連が大幅高。
韓国市場では百貨店の新世界が一時7%超上昇し約6週間ぶり高値をつけた。同社会長とトランプ次期大統領が様々な話題について会談したもよう。

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)