大阪3月限
日経225先物 38710 -370 (-0.94%)
TOPIX先物 2702.0 -26.5 (-0.97%)
日経225先物(3月限)は前日比370円安の3万8710円で取引を終了。寄り付きは3万9070円とシカゴ日経平均先物清算値(3万9020円)を上回り、小幅に下落して始まった。寄り付きを高値にショートが優勢となり、前場中盤にかけて3万8790円まで下落幅を広げる場面もみられた。ただし、支持線として意識されていた25日移動平均線(3万8880円)を下回った後は押し目狙いのロングが入り、前場終盤には3万9040円まで持ち直した。
ランチタイムでは3万8860~3万8970円と25日線水準での底堅さが意識されていたが、後場に入り同水準を割り込むと、ショート優勢の流れが続き、終盤にかけて一時3万8690円まで売られる場面もみられた。
日経225先物は寄り付きを高値に下へのトレンドが強まり、節目の3万9000円を割り込んだことで、ショートを入れやすかったとみられる。25日線を割り込んだ後は、いったん押し目狙いのロングによってショートカバーに向かわせたが、後場に入り再び同線を割り込んだことで、ロング解消の動きが強まったようだ。
要因としては、為替市場で午後に入り円高に振れた影響だろう。朝方は1ドル=157円後半で推移していたが、その後は円高に振れており、156円台での推移が目立った。三村淳財務官が記者団の取材に応じ、「為替市場の足もとの動向を憂慮している」と述べたと伝えられるなか、円高に振れる形となった。
日経225先物は短期的なショートを誘う流れから25日線を割り込んだが、早い段階で切り返しをみせないと、200日線(3万8470円)やボリンジャーバンドの-1σ(3万8380円)辺りが意識されやすく、前日の安値(3万8210円)が射程に入ってくる。
まずは節目の3万8500円処で押し目待ちのロング対応に向かわせる可能性はあるものの、これを下回ってくるようだと、ロングに慎重になってくるだろう。ボトムを探る動きとなれば、戻りの場面では断続的にショートが入りやすい需給状況になりやすい。米国市場でのアク抜けの動きなど、支援材料が欲しいところだ。
NT倍率は先物中心限月で14.32倍と横ばいだった。14.27倍で始まり、14.26倍を付ける場面もみられたが、同水準に位置する200日線が支持線として機能した。ソフトバンクグループ <9984> [東証P]やアドバンテスト <6857> [東証P]の下げが日経平均型の重荷となったものの、不安定な円相場を睨むとTOPIX型にも傾けにくく、一時14.34倍と上昇に転じる場面もあった。
手口面(3月限:立会内)では、ABNクリアリン証券が1万7524枚、ソシエテジェネラル証券が1万3976枚、サスケハナ・ホンコン3946枚、日産証券が3009枚、バークレイズ証券が1818枚、SBI証券が1649枚、モルガンMUFG証券が1547枚、JPモルガン証券が1448枚、auカブコム証券が1043枚、野村証券が818枚だった。
TOPIX先物は、ABNクリアリン証券が2万2772枚、ソシエテジェネラル証券が1万6531枚、バークレイズ証券が6429枚、モルガンMUFG証券が4509枚、JPモルガン証券が4072枚、ゴールドマン証券が3863枚、日産証券が3501枚、ビーオブエー証券が1287枚、シティグループ証券が1268枚、三菱UFJ証券が1100枚だった。
株探ニュース
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