ECBに先立ってスイス中銀は50bp大幅利下げ、為替相場は神経質に振幅 ドル円152円台=ロンドン為替概況
ECBに先立ってスイス中銀は50bp大幅利下げ、為替相場は神経質に振幅 ドル円152円台=ロンドン為替概況
ロンドン市場は、ECB理事会発表などを控えて方向感に欠ける上下動。ドル円は152円台で、ユーロドルは1.05台前半、ポンドドルは1.27台後半を中心に振幅している。ロンドン朝方にドル円は一時152.77近辺まで買われた。ロイター通信が「日銀、利上げ見送り論強まる 直前まで情勢見極め=12月会合で関係筋」と報じたことが円売りを誘った。しかし、その後は152.30割れ水準まで反落。中国商務省が「中国、トランプ政権との経済・貿易に関する意思疎通に前向き」としたことで人民元買い・ドル売りに反応。主要国通貨にもドル安の動きを波及させた。そしてスイス中銀は50bp利下げを発表。予想外の大幅利下げにドル買い・フラン売りの反応が広がり、今度はドル買いが優勢となった。ただ、152.60台までの値動きにとどまり、ECB理事会待ちとなるなかで、次第に値幅は収束してきている。ユーロドルは1.05台割れから1.0530付近で、ポンドドルは1.2730台から1.2790付近で東京市場から上に往って来いとなっている。クロス円もユーロ円は159円台後半から160円台半ば、ポンド円は194円割れ水準から195円付近で上下動している。
ドル円は152円台前半での取引。東京午前の151.96近辺を安値にロンドン早朝には152.77近辺まで買われた。日銀、利上げ見送り論強まるとの一部報道が円売りを誘った。しかし、その後は売買が交錯するなかで、152円台前半へと押し戻されている。スイス中銀は50bpと予想外の大幅利下げを発表し、フラン売りがドル買いにつながる面もあったが、ドル円の反応は限定的だった。
ユーロドルは1.05付近での取引。東京朝方の1.0493近辺を安値に、ロンドン朝方には1.0531近辺まで買われた。しかし、買いは長続きせず1.05台割れ水準へと押し戻されている。ユーロ円は東京昼前に159.65近辺まで下押しされたあとは、買いに転じた。ロンドン序盤には160.55近辺まで高値を伸ばした。しかし、その後は再び159円台後半に反落している。対ポンドではややユーロが買い戻されている。スイス中銀が50bpと予想外の大幅利下げを発表したが、このあとのECB理事会での25bp観測には変化はみられていない。
ポンドドルは1.27台半ばでの取引。ロンドン朝方につけた1.2788近辺を高値に、足元では1.2737近辺まで反落。やや下げ渋っている。ポンド円は東京午前に194円手前まで売られたあとは堅調に推移し、ロンドン朝方には195円付近まで買われた。しかし、ロンドン時間に入ると売りに転じて安値を193.92近辺まで広げている。ユーロポンドは0.8227から0.8242レベルへと小幅に買われている。ECB理事会を控えてユーロ売り・ポンド買いに調整が入る格好となっている。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
ロンドン市場は、ECB理事会発表などを控えて方向感に欠ける上下動。ドル円は152円台で、ユーロドルは1.05台前半、ポンドドルは1.27台後半を中心に振幅している。ロンドン朝方にドル円は一時152.77近辺まで買われた。ロイター通信が「日銀、利上げ見送り論強まる 直前まで情勢見極め=12月会合で関係筋」と報じたことが円売りを誘った。しかし、その後は152.30割れ水準まで反落。中国商務省が「中国、トランプ政権との経済・貿易に関する意思疎通に前向き」としたことで人民元買い・ドル売りに反応。主要国通貨にもドル安の動きを波及させた。そしてスイス中銀は50bp利下げを発表。予想外の大幅利下げにドル買い・フラン売りの反応が広がり、今度はドル買いが優勢となった。ただ、152.60台までの値動きにとどまり、ECB理事会待ちとなるなかで、次第に値幅は収束してきている。ユーロドルは1.05台割れから1.0530付近で、ポンドドルは1.2730台から1.2790付近で東京市場から上に往って来いとなっている。クロス円もユーロ円は159円台後半から160円台半ば、ポンド円は194円割れ水準から195円付近で上下動している。
ドル円は152円台前半での取引。東京午前の151.96近辺を安値にロンドン早朝には152.77近辺まで買われた。日銀、利上げ見送り論強まるとの一部報道が円売りを誘った。しかし、その後は売買が交錯するなかで、152円台前半へと押し戻されている。スイス中銀は50bpと予想外の大幅利下げを発表し、フラン売りがドル買いにつながる面もあったが、ドル円の反応は限定的だった。
ユーロドルは1.05付近での取引。東京朝方の1.0493近辺を安値に、ロンドン朝方には1.0531近辺まで買われた。しかし、買いは長続きせず1.05台割れ水準へと押し戻されている。ユーロ円は東京昼前に159.65近辺まで下押しされたあとは、買いに転じた。ロンドン序盤には160.55近辺まで高値を伸ばした。しかし、その後は再び159円台後半に反落している。対ポンドではややユーロが買い戻されている。スイス中銀が50bpと予想外の大幅利下げを発表したが、このあとのECB理事会での25bp観測には変化はみられていない。
ポンドドルは1.27台半ばでの取引。ロンドン朝方につけた1.2788近辺を高値に、足元では1.2737近辺まで反落。やや下げ渋っている。ポンド円は東京午前に194円手前まで売られたあとは堅調に推移し、ロンドン朝方には195円付近まで買われた。しかし、ロンドン時間に入ると売りに転じて安値を193.92近辺まで広げている。ユーロポンドは0.8227から0.8242レベルへと小幅に買われている。ECB理事会を控えてユーロ売り・ポンド買いに調整が入る格好となっている。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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