外為サマリー:米金利上昇を手掛かりに一時149円90銭台に戻す

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/12/04 10:17
外為サマリー:米金利上昇を手掛かりに一時149円90銭台に戻す  4日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=149円87銭前後と前日の午後5時時点に比べて15銭程度のドル安・円高となっている。

 3日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=149円60銭前後と前日に比べて横ばいだった。韓国の政情不安から一時148円65銭まで軟化したが、韓国の戒厳令が解除されたことなどから持ち直した。

 リスク回避的な円買いが縮小するなか、この日の東京市場のドル円相場は下げ渋る展開。前日に発表された10月の米雇用動態調査(JOLTS)で労働市場の底堅さが示されたことを背景に、時間外取引で米長期金利が小幅ながら上昇していることがドルの下支えとなり、午前9時50分すぎには149円91銭をつける場面があった。ただ、今晩にはパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演や11月のオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)全米雇用リポートの発表などが予定されており、一段のドル買いには慎重さが感じられる。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0499ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0002ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=157円35銭前後と同10銭強のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ