◆ “上を下へ”は続いたが・・・ - 最終的には“さらに下値模索”
「米財務長官人事」を背景にした動きは、やはり収まりました。
ただ不意に飛び出した「トランプ関税発言」が、さらにマーケットを揺さぶりました。
特に当初は“メキシコペソ等の売り→ドル買い”にて反応したものの、次第に“米中貿易戦争→リスク回避”が意識され、最終的には“円買い”につながりました。
こうして“ポジション調整”はもう一段進行し、ドル円は“153円割れ(安値は152.981円)”へと値を落とすに至っています。
◆ ただスケジュール感を考えれば、やはり“持続性”に関しては・・・?
本日は「米感謝祭直前」であるのみならず、「スポット取引の月末最終応当日」というスケジュール感になります。
このため前者は“もう一段のポジション調整”が、そして後者は“月末のポートフォリオ調整(ドル売り)”が意識されやすいと見られます。
そうなると“もう一段値を落とす”といった展開を想定せざるを得なくなってきますが、“新規のポジション形成”が手控えられやすいとあっては…?
特に「米連休前」ということもあって、本日は「米PCEコア・デフレータ」を含む、数多くの米経済指標が発表される予定となっています。
短期金融市場では再び「米12月利下げ」の確率が上回り始めていますが、この結果次第では巻き戻される可能性も否めないところです。
前記したように、それまでは“もう一段の下値模索”が先行する可能性は否めませんが、やはり“長くは続かない”と考えておきたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
155.130(+1σ)
155.020(11/22高値、ピボット2ndレジスタンス、大台)
154.713(11/25高値、日足・一目均衡表転換線、11/20~11/26の61.8%戻し)
上値5:154.483(11/26高値、11/20~11/26の50%戻し)
上値4:154.090(11/20~11/26の38.2%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値3:154.000(大台)
上値2:153.870(日足・一目均衡表基準線、20日移動平均線)
上値1:153.715(11/26安値後の戻し高根、11/20~11/26の23.6%戻し水準)
前営業日終値:153.106(週足・一目均衡表先行スパン上限)
下値1:152.981(11/26安値、大台)
下値2:152.616(11/11安値、-1σ、ピボット1stサポート)
下値3:152.139(11/8安値)
下値4:152.006(200日移動平均線、ピボット2ndサポート、大台)
下値5:151.292(11/6安値、-2σ)
151.062(ピボットローブレイクアウト)
150.986(10/23安値、50週移動平均線、大台)
150.766(週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線)
《10:45》
最新人気記事
-
LIFULL(2120) 剰余金の配当に関するお知らせ 11/28 17:30
-
「2024年のIPO」が12位と上位維持、キオクシア来月登場で関心... 11/27 12:20
-
来週の株式相場に向けて=再び日米欧「中銀会合」にフォーカス当たる 11/29 17:30
-
ウェルスナビがS高カイ気配、三菱UFJによる買収報道で関心が向かう◇ 11/29 09:50
-
「円高メリット」が4位にランク、一時150円40銭台と約1カ月ぶり... 11/28 12:20
新着ニュース
新着ニュース一覧-
今日 20:30
-
今日 20:30
-
今日 20:10
-
今日 19:30