上方の窓をすでに埋めており、上値余地は乏しい
4-6月期決算は最終黒字転換したものの、通期の業績見通しを据え置くなど、慎重姿勢を崩していない。それもそうだろう。欧州債務懸念はまったく解消されていないし、為替相場は円高基調が続いている。想定為替レートのさらなる円高修正を余儀なくされる可能性もあり、楽観視できないのだ。チャートはすでに上方の窓(515円-522円)を埋めている。達成感の強いチャート形状であり、目先は売り圧力に押されるだろう。7/25の安値(476円)を試しに行く展開を想定したい。