ドル円は142円台に戻す 米CPIでFRBの利下げ期待が後退=NY為替序盤
きょうの為替市場はNY時間に入ってドル買いが強まっており、ドル円は142円台に戻している。先ほど発表の8月の米消費者物価指数(CPI)でコア指数の前月比が0.3%上昇と予想を上回ったことから、米国債利回りの上昇と伴にドルの買いが強まっている。
市場では、来週のFOMCでの大幅利下げ期待が完全に後退しているほか、年内の利下げ期待も計1.00%ポイントは維持しているものの、前日からは後退している状況。
もともと来週のFOMCでの大幅利下げの期待値は低かったが、FRBの利下げペースについては見方が分かれていた。今回の米CPI結果からは、FRBは利下げペースを急がないのではとの反応になっているようだ。
前日の現地時間夜にハリス氏とトランプ氏の大統領選TV討論会が行われたが、市場はハリス氏がやや優勢だったと判断しているようだ。少なくともバイデン大統領の時のような反応は出ていない。
ただ、支持は依然半々で二分している状況に変化はない。もともと近年の米国は民主党、共和党で支持が完全に二分しており、僅差で大統領がどちらかに転ぶケースが続いている。世論調査やマスコミの報道は多々あれど、今回も投票日まで接戦なのかもしれない。市場はどちらのケースにも備えるべきというのが正解なのかもしれない。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は142円台半ばに観測されている。
11日(水)
142.50 (18.6億ドル)
142.60 (13.5億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
市場では、来週のFOMCでの大幅利下げ期待が完全に後退しているほか、年内の利下げ期待も計1.00%ポイントは維持しているものの、前日からは後退している状況。
もともと来週のFOMCでの大幅利下げの期待値は低かったが、FRBの利下げペースについては見方が分かれていた。今回の米CPI結果からは、FRBは利下げペースを急がないのではとの反応になっているようだ。
前日の現地時間夜にハリス氏とトランプ氏の大統領選TV討論会が行われたが、市場はハリス氏がやや優勢だったと判断しているようだ。少なくともバイデン大統領の時のような反応は出ていない。
ただ、支持は依然半々で二分している状況に変化はない。もともと近年の米国は民主党、共和党で支持が完全に二分しており、僅差で大統領がどちらかに転ぶケースが続いている。世論調査やマスコミの報道は多々あれど、今回も投票日まで接戦なのかもしれない。市場はどちらのケースにも備えるべきというのが正解なのかもしれない。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は142円台半ばに観測されている。
11日(水)
142.50 (18.6億ドル)
142.60 (13.5億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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