大阪9月限
日経225先物 36150 -90 (-0.24%)
TOPIX先物 2574.5 -10.5 (-0.40%)
日経225先物(9月限)は前日比90円安の3万6150円で取引を終了。寄り付きは3万6390円と、シカゴ日経平均先物(3万6215円)を上回り、買いが先行した。東京エレクトロン <8035> [東証P]が買い一巡後に下落に転じた影響もあり、現物の寄り付き直後には3万6000円まで売られる場面もあった。その後、東エレクが上昇に転じたほか、英アームホールディングス
しかし、52週移動平均線(3万6320円)水準をキープできず、前引けにかけて3万6170円まで下げた。ランチタイムでも3万6380円まで買われた後は3万6190円まで売られ、後場中盤に3万6430円まで買われる場面もみられたが、終盤にかけて3万6110円まで下げていた。3万6000円接近では底堅さが意識されたものの、52週線を支持線に変えることはできなかった。
日経225先物は米株高を受けて買いが先行した。東エレクの荒い値動きに振らされる形で3万6000円まで下げたが、ナイトセッションで付けた安値の3万5960円を下回らなったことで、短期的なカバーの動きが入ったようだ。ボリンジャーバンドの-1σは、ナイトセッションで3万6000円辺りまで上昇してきた。そのため、52週線を挟んだオプション権利行使価格の3万6375円を中心とした上下の権利行使価格3万6000円から3万6750円のレンジを想定する。
ボリンジャーバンドは収斂し、-1σに沿った形で下値を切り上げてくると、中心値(25日)が位置する3万7200円辺りを捉えてくる可能性はありそうだ。9月限の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を週末に控え、限月交代に伴うロールオーバーが中心である。大きなトレンドは出にくいものの、短期的な売買の影響を受けやすい。
また、11日に発表される8月の米消費者物価指数(CPI)や12日の米卸売物価指数(PPI)の発表を前に、ヘッジファンドによる持ち高調整も意識されやすい。為替市場では円高が一服しており、日米金利差縮小で傾いていたポジションのリバランスが入る可能性もありそうだ。
なお、NT倍率は先物中心限月で14.04倍に上昇した。朝方は13.97倍まで低下する場面もみられたが、その後は東エレクが日経平均型を支える形だった。足もとで14.00倍を挟んだ13.93倍から14.07倍辺りでの推移をみせており、いったんは14.11倍辺りで推移する75日線を捉えてくる場面がありそうだ。
手口面(9月限:立会内)では、日経225先物はソシエテジェネラル証券が2万6015枚、みずほ証券が2万3230枚、ABNクリアリン証券が2万1306枚、野村証券が1万8703枚、バークレイズ証券が1万0233枚、モルガンMUFG証券が7975枚、HSBC証券が7566枚、ゴールドマン証券が5469枚、BNPパリバ証券が5130枚、JPモルガン証券が4320枚だった。
TOPIX先物は、みずほ証券が6万1529枚、ソシエテジェネラル証券が5万4010枚、野村証券が3万2201枚、ABNクリアリン証券が2万9856枚、JPモルガン証券が2万4105枚、BNPパリバ証券が2万1872枚、バークレイズ証券が2万1542枚、モルガンMUFG証券が1万8859枚、ゴールドマン証券が1万8839枚、SMBC日興証券が1万4463枚だった。
なお、各社とも12月限にも同様の枚数に近い売買であり、ロールオーバーが中心とみられる。
株探ニュース
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