日経平均は3日続落、円高とファストリ一段安が重しに

配信元:フィスコ
投稿:2024/09/05 15:30
*15:30JST 日経平均は3日続落、円高とファストリ一段安が重しに 4日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は38.04ドル高(+0.09%)の40974.97ドル、ナスダックは52.00ポイント安(-0.30%)の17084.30、S&P500は8.86ポイント安(-0.16%)の5520.07で取引を終了した。半導体セクターの下落を警戒し、寄り付き後、下落。7月JOLT求人件数が予想以上に減少し大幅利下げの思惑が強まると、一時買戻しが強まり上昇に転じた。しかし、ボスティック・アトランタ連銀総裁がエッセイの中で、労働市場の混乱リスクに言及し早期の利下げを促したほか、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で景気の緩やかな減速が示され、雇用統計の発表を控えた警戒感に上値も限定的となり、まちまちで終了。

米国株は高安まちまちも為替が1ドル143円台と円高ドル安が強まったことから、東京市場は主力株中心に売り優勢で取引を開始した。売り一巡後の日経平均は、年金と思われる買いが主力株に入ったことから下げ幅を縮小し、一時切り返し37000円台を回復する場面も見られた。ただ、後場、指数インパクトが大きいファーストリテ<
9983>が一段安となったほか、値がさ半導体株も弱かったことから、日経平均は8月15日以来となる36000円台で取引を終えた。

大引けの日経平均は前日比390.52円安(-1.05%)の36657.09円となった。東証プライム市場の売買高は16億273万株。売買代金は4兆2056億円。業種別では、保険業、医薬品、海運業、輸送用機器、小売業などが下落した一方、倉庫・運輸関連業、食料品、陸運業、空運業、建設業などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は47.6%、対して値下がり銘柄は48.8%となっている。

日経平均採用銘柄では、日経平均構成ウェイトの調整が入ることが意識されてファーストリテが後場一段安となったほか、ルネサスエレクトロニクス<6723>レーザーテック<6920>東京エレクトロン<8035>アドバンテスト<6857>など半導体株が総じて下落した。このほか、中外製薬<4519>シャープ<6753>、レゾナックHD<4004>横河電機<6841>ファナック<6954>などが売られた。

一方、証券会社のポジティブなレポートを材料にアサヒグループHD<2502>が買われたほか、三菱倉庫<9301>、GSユアサ<6674>、日立造船<7004>が寄付きから上げ幅を拡大。このほか、花王<4452>大成建設<1801>東レ<3402>三菱ケミカルグループ<4188>積水ハウス<1928>などが切り返す展開となった。
<FA>
配信元: フィスコ

関連銘柄

銘柄 株価 前日比
14,270.0
(12/15)
-145.0
(-1.00%)
3,487.0
(12/15)
+27.0
(+0.78%)
1,740.0
(12/15)
-22.5
(-1.27%)
3402
1,048.5
(12/15)
+2.5
(+0.23%)
6,337.0
(12/15)
-49.0
(-0.76%)
911.5
(12/15)
+8.3
(+0.93%)
4452
6,259.0
(12/15)
-68.0
(-1.07%)
8,514.0
(12/15)
-29.0
(-0.33%)
3,747.0
(12/15)
-51.0
(-1.34%)
2,162.0
(12/15)
-31.0
(-1.41%)
772.2
(12/15)
-11.8
(-1.50%)
5,071.0
(12/15)
-13.0
(-0.25%)
19,450.0
(12/15)
-1,335.0
(-6.42%)
30,300.0
(12/15)
-780.0
(-2.50%)
6,075.0
(12/15)
-240.0
(-3.80%)
968.0
(12/15)
-6.0
(-0.61%)
31,140.0
(12/15)
-360.0
(-1.14%)
1,213.0
(12/15)
+31.0
(+2.62%)

「#日経平均株価の見通し材料」 の最新ニュース