◆ やや“上振れ”も… - “レンジ内”は変わらず…
昨日発表された米経済指標は、“概ね良好”でした。
「米GDP」は旺盛な個人消費を背景に“上方修正(+2.8%→+3.0%)”され、「新規失業保険申請件数」は“予想より強め(前週比-0.2万件の23.1万件)”となりました。
このため「米9月0.50%利下げ観測」は幾分緩む格好となり、米10年債利回り上昇につれる格好でドル円も“145.555円”まで上値を伸ばしました。
ただFRBが重要視する「PCEコア・デフレータ」を翌日に控えるスケジュール感の中で“一方向への動意”は限定されており、その後は“上値を削って”昨日の取引を終えています。
◆ 結果を見るまで“動きづらい”…? - PCEコア・デフレータ
本日はその「PCEコア・デフレータ(事前予想の+2.7%)」が予定されるだけに、結果を見るまでは“動きづらい(新規ポジションは構築しづらい)”と見るのが自然といえます。
そして「米9月利下げ」が確実視される中では、どこまで反応するかは微妙との声があるのも事実です。
ただマーケットは冒頭で記した「米9月0.50%利下げ」をすでに織り込みにかかっているだけに「デフレータ(同+2.6%)」を含めて“伸び拡大”が見込まれる中、さらに上振れるか?それとも下振れとなるか?
◆ 「米雇用統計に先送り」となる可能性もゼロではないが…?
“前者”となれば「さらなる思惑後退→ドル買い」となる可能性が見込まれる反面、“後者”ともなれば「改めてドル売り」に傾斜しかねないという分水嶺…。
“予想通り”ならば「米雇用統計(来月6日)に先送り」となる可能性もゼロではありませんが、マーケットは固唾をのんでその結果を見守っています。
個人的には“前者”を想定し、少なくとも“動意づく”という可能性を鑑みながら、“決め打ち”をすることなく、“臨機応変”な対応を心掛けたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
147.107(8/15~8/26の61.8%戻し)
147.000(大台、ピボットハイブレイクアウト)
146.906(8/21高値)
146.614(週足・一目均衡表先行スパン上限)
146.514(8/22-23高値)
146.408(8/15~8/263の50%戻し)
146.257(ピボット2ndレジスタンス)
146.000(大台)
145.915(20日移動平均線)
上値5:145.809(20月移動平均線)
上値4:145.708(8/15~8/26の38.2%戻し)
上値3:145.626(ピボット1stレジスタンス)
上値2:145.555(8/29高値)
上値1:145.392(日足・一目均衡表転換線)
前営業日終値:144.992(大台)
下値1:144.614(100週移動平均線、月足・一目均衡表基準線)
下値2:144.390(-1σ)
下値3:144.220(8/29安値、ピボット1stサポート)
下値4:144.000(大台)
下値5:143.684(8/28安値)
143.587(ピボット2ndサポート)
143.444(8/26安値、8/5~8/15の76.4%押し水準)
143.056(-2σ)
142.955(ピボットローブレイクアウト、大台)
142.000(大台)
141.688(8/5安値)
《10:40》
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