◆ “ドル急落” - パウエル議長発言
『金融政策を調整すべき時がきた』
「米9月利下げ」を示唆(事実上の事前予告?)するパウエルFRB議長発言を機に、マーケットは再び“ドル売り”へと傾きました。
この影響にてユーロドルは“1.12ドル台”へと駆け上がり、そして一時“146円半ば”へと値を戻していたドル円は“144.044円”へ、そして週明けの本日には“143.444円”へとさらに値を落としています。
一方で「その幅およびペース」に関しては、想定通り言及されることはありませんでした。
このため事前の織り込み具合を踏まえれば“往き過ぎ(過剰反応)”との声も少なくなく、当該“ドル売り”に関しては疑念が生じているのが実状といえます。
ただ「米9月0.50%利下げ」を一定程度織り込み出していることを考えれば、“もう一段の下値模索”は意識せざるを得ないのが実状…?
◆ ただ“過剰反応”の可能性は否めない…?
本日にかけて下落した前記安値は、ほぼ“8/5~8/15の76.4%押し(143.501円)”と合致する水準になります。
このため“一旦の下値”として意識される可能性は高いと見られますが、明確に下回るようなことがあると“8/5安値(141.688円)”まで主だった下値メドは見当たらない分水嶺・・・。
「その幅およびペース」に関する言及のない中での下落はやはり“往き過ぎ(過剰反応)”と考えるだけに、ここからは“下値の堅さ”がより意識されるとは考えます。
ただここまで下落するとは思っていないかったのも事実ですので、いわゆる曲がり屋状態にあります。
予断を持つことなく、下回った際の動意に対する警戒は怠らないようにしたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
146.708(8/15~8/23の50%戻し)
146.614(週足・一目均衡表先行スパン上限)
146.514(8/22-23高値)
146.408(日足・一目均衡表転換線)
146.079(8/15~8/23の38.2%戻し、大台)
上値5:145.837(ピボット1stレジスタンス)
上値4:145.757(20月移動平均線、8/23高値後の76.4%戻し)
上値3:145.301(8/15~8/23の23.6%戻し、8/23高値後の61.8%戻し)
上値2:145.000(大台、8/23高値後の50%戻し)
上値1:144.573(-1σ、100週移動平均線、月足・一目均衡表基準線、8/23高値後の38.2%戻し)
前営業日終値:144.297
下値1:144.044(8/23安値、大台)
下値2:143.608(8/6安値)
下値3:143.501(8/5~8/15の76.4%押し)
下値4:143.400(ピボット1stサポート)
下値5:143.000(大台)
142.504(ピボット2ndサポート)
142.000(大台)
141.854(1/3安値、-2σ)
141.000(大台、ピボットローブレイクアウト)
140.790(1/2安値、週足・一目均衡表先行スパン下限)
《11:20》
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