【これからの見通し】ここ数日の回復ムードが継続するのか、きょうの注目は米生産者物価指数
【これからの見通し】ここ数日の回復ムードが継続するのか、きょうの注目は米生産者物価指数
先週後半から週明けにかけては、株式市場が堅調さを取り戻しており、円相場も円安の動きが優勢になっている。先週前半のパニック的な相場展開から回復する動きとなっている。ただ、高ボラティリティーな状況が続いたあとでもあり、市場には慎重さも垣間見られる。ショック相場前のイケイケムードの動きには、しばらくは戻りにくいものとみられる。足固めの段階といえそうだ。
足元の回復の動きが継続するのかどうか。まずはきょう注目される米生産者物価指数(7月)の結果とその市場反応を確認したい。事前予想は前月比+0.2%と前回並み水準、前年比+2.3%と前回の+2.6%からの伸び鈍化が想定されている。コア指数は前月比+0.2%と前回+0.4%からの鈍化、前年比も+2.3%と前回+3.0%からの鈍化予想となっている。市場予想に沿った結果であれば、インフレ鈍化の流れが継続しているとして、市場では株高や円安の動きとなりそうだ。ただ、明日の米消費者物価指数の方が、より注目度が高いことから、反応一巡後には短期ポジション調整も入りそうだ。発表は日本時間午後9時30分の予定。
その他の経済統計発表は、トルコ経常収支(6月)、ドイツZEW景況感指数(8月)、南アフリカ失業率(第2四半期)など。
発言イベント関連では、ボスティック・アトランタ連銀総裁が経済見通しについて講演を行う。(質疑応答あり)また、米主要企業決算では小売関連のホーム・デポが注目される。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
先週後半から週明けにかけては、株式市場が堅調さを取り戻しており、円相場も円安の動きが優勢になっている。先週前半のパニック的な相場展開から回復する動きとなっている。ただ、高ボラティリティーな状況が続いたあとでもあり、市場には慎重さも垣間見られる。ショック相場前のイケイケムードの動きには、しばらくは戻りにくいものとみられる。足固めの段階といえそうだ。
足元の回復の動きが継続するのかどうか。まずはきょう注目される米生産者物価指数(7月)の結果とその市場反応を確認したい。事前予想は前月比+0.2%と前回並み水準、前年比+2.3%と前回の+2.6%からの伸び鈍化が想定されている。コア指数は前月比+0.2%と前回+0.4%からの鈍化、前年比も+2.3%と前回+3.0%からの鈍化予想となっている。市場予想に沿った結果であれば、インフレ鈍化の流れが継続しているとして、市場では株高や円安の動きとなりそうだ。ただ、明日の米消費者物価指数の方が、より注目度が高いことから、反応一巡後には短期ポジション調整も入りそうだ。発表は日本時間午後9時30分の予定。
その他の経済統計発表は、トルコ経常収支(6月)、ドイツZEW景況感指数(8月)、南アフリカ失業率(第2四半期)など。
発言イベント関連では、ボスティック・アトランタ連銀総裁が経済見通しについて講演を行う。(質疑応答あり)また、米主要企業決算では小売関連のホーム・デポが注目される。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
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