円キャリの巻き戻しはまだ余地残す＝ＮＹ為替

　きょうのドル円は一旦１４８円台に上昇したものの、今週の重要イベントを控えて上値に慎重になっており、１４７円台に戻している。円キャリー取引の急速な巻き戻しは落ち着いているものの、ストラテジストからは、円キャリー取引の急速な巻き戻しはまだ余地を残しており、円高の持続を支えるはずだとの見解が出ている。
　
　「大半のキャリー取引は突然激しく終了するが、投資家は今回の円キャリー取引戦略に何年も資金を投下し続けてきた。そのことから、ポジション解消はまだまだ続く」と述べている。そのうえで年末のドル円を１４２円と予想しているという。

USD/JPY　147.43　EUR/JPY　161.05
GBP/JPY　188.14　AUD/JPY　97.11

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美