午前:債券サマリー 先物は急反落、米景気の悲観後退 長期金利0.875%に上昇

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/08/09 11:14
 9日午前の債券市場で先物中心限月9月限は急反落した。前日の米国市場で長期債相場が下落(金利は上昇)したことが重荷となった。

 米労働省が発表した週間新規失業保険申請件数は前週の改定値比で減少。市場予想に対して下振れて着地した。米国景気に対する悲観的な見方が後退し、米国債の買い持ち高を圧縮する目的の売りが出て米長期金利は上昇(債券価格は下落)。一時4%台に乗せる場面があった。海外債券への売却圧力は円債市場にも波及した。日本国内では9日は利付国債の入札や日銀の国債買い入れオペなど需給イベントがなく、外部要因以外に手掛かり材料が乏しかった。

 先物9月限は前営業日比44銭安の144円90銭で午前の取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は0.875%に上昇した。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

「#長期金利」 の最新ニュース