三谷商、今期経常を15％上方修正、配当も6円増額

　三谷商事 <8066> [東証Ｓ] が8月8日大引け後(18:00)に業績・配当修正を発表。25年3月期の連結経常利益を従来予想の233億円→268億円(前期は297億円)に15.0％上方修正し、減益率が21.6％減→9.8％減に縮小する見通しとなった。
　同時に、4-9月期(上期)の連結経常利益も従来予想の105億円→130億円(前年同期は137億円)に23.7％上方修正し、減益率が23.4％減→5.2％減に縮小する見通しとなった。

　業績好調に伴い、今期の上期配当を従来計画の21円→27円(前年同期は26円)に増額し、年間配当は50円になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する中間（当期）純利益は、建設資材や石油製品などの需要の減少が想定よりも落ち込まなかったこと、建設資材などの仕入価格高騰に伴う価格転嫁が想定よりも進んだことなどから、前回公表値を上回る見込みであります。

　当社の利益配分に関する基本方針は、中長期的な観点から安定的に配当することを基本とし、将来のＭ＆Ａによる事業展開と業績の状況を総合的に勘案して決定することとしております。中間配当金につきましては、第２四半期（累計）連結業績予想を鑑みて直近の配当予想から６円増配し、１株当たり27円といたしました。また、期末配当金につきましては、通期の業績予想を鑑みて直近の配当予想である１株当たり23円とし、年間配当予想を１株当たり50円に修正いたします。